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【修斗】キャプテン☆アフリカが悲願の世界王座獲得! 大尊に初回一本勝ちで師匠・三島☆ド根性ノ助にベルト巻いて、ROAD FCトーナメントへ=大阪 第1部&第2部

2024/08/01 14:08
【修斗】キャプテン☆アフリカが悲願の世界王座獲得! 大尊に初回一本勝ちで師匠・三島☆ド根性ノ助にベルト巻いて、ROAD FCトーナメントへ=大阪 第1部&第2部

(C)サステイン(ツイキャス配信

 2024年7月28日(日)大阪・阿倍野区民センターにて、『プロ修斗公式戦 2024 Vol.6 in OSAKA 第1部&第2部』昼夜大会が行われた(ツイキャス配信・アーカイブあり)。

 第2部のメインイベントでは、修斗世界ライト級王者の西川大和が返上し、空位となった世界ライト級の王座を、環太平洋王者・キャプテン☆アフリカ(同級2位・総合格闘技道場コブラ会)と“剛拳”大尊伸光(同級3位・野田ボディビル同好会)が争った。

 キャプテン☆アフリカは、2022年7月の長田拓也戦の判定勝ち以来、約2年振りの修斗参戦。近年は韓国ROAD FCに参戦し、2勝1敗で「Road FC グローバル70kgトーナメント」では一回戦でパク・ヘジンに判定勝ちすると、準々決勝でムングントスズ・ナンディンエルデンに1R TKO負けも、2024年4月の前戦ではハン・サングォンに2R、逆転の腕十字を極めている。

 韓国のファンだけはなく、Road FC関係者からも大絶賛された熱闘で、ここぞというところで勝負強さを見せたキャプテン。勢いをそのままに待ちに待った世界王座戦に挑む。

 その対戦相手となる大尊伸光も、2021年5月以来、3年2カ月ぶりの修斗復帰。西川大和の三角絞めに一本負け後、2022年4月の『POUNDSTORM』で宇佐美正パトリックに判定勝ち。2022年12月の前戦『RIZIN.40』ではジョニー・ケースに1R TKO負けしている。敵地・大阪に乗り込み、復活の“剛拳”が爆発するか。

 伝統のベルトに新たな息吹を吹き込むのは“極”のキャプテンか、“打”の大尊か。対極のスタイルにある両者のチャンピオンシップに注目だ。

▼修斗世界ライト級王座決定戦 5分5R
〇キャプテン☆アフリカ(総合格闘技道場コブラ会)2位・環太平洋王者
[1R 2分03秒 スカーフホールドアームバー]
×大尊伸光(野田ボディビル同好会)3位
※アフリカが第15代世界ライト級王者に


【写真】サステイン(ツイキャス配信

 1R、喧嘩四つ、オーソの大尊にサウスポー構えのキャプテン。大尊の左前手を右前手ではたくキャプテン。右足を外に置くとガードを固めて左ハイは大尊がかわす。キャプテンは左インローをヒット。再び左ロー。徐々に詰める大尊になおも左インローを前足に突く。

 大尊が徐々に圧力をかけると、ケージを背にしたキャプテンはローシングル。足首を掴まれながらも左手でパウンド連打する大尊。

 なおも左足を巻き込み、自身の左足を大尊の右足にかけたキャプテンは両足で挟んでロックダウンのように伸ばしてパウンド浴びながらも大尊に背中を着かせると足を解除し、レッグドラッグの形で腿上に大戦の足を乗せて上に!

 サイドポジションへ移行したキャプテンは左で枕で頭も着かせるとまたいでマウントへ。右へ出て袈裟固めで絞りに。大尊敬は半身になりバックにつこうとするが、引手の左腕を深くつかんでいるキャプテンは右手でこつことパウンドを入れながら、大尊の左腕をスカーフホールドアームバーでタップを奪った。

 ケージの上でガッツポーズのキャプテンは歓喜の涙。ライト級の世界ベルトを受け取ると肩にかけて、「修斗の世界チャンピオンになることが出来ました。ほんとうにありがとうございました。アマ修斗からデビューして、新人王と環太平洋を獲らせてもらって、あと世界タイトルだけだったんでほんとうに自分は修斗に育ててもらったと思っています。この世界のベルトに相応しいようにもっと強くなりたいと思ってるんで、皆さんこれからもどうぞよろしくお願いします。

 あと、自分が何でこのベルトを獲りたかったというと、自分の師匠の三島☆ド根性ノ助
会長が、この修斗の階級のベルトに臨んだんですけど獲れなくて、自分、三島☆ド根性ノ助の弟子がコブラ会にこのベルトを持って帰りたいとずっと思って厳しい練習にも耐えてきました。自分の腰に巻く前にまず、三島会長にこのベルトを巻いてもらいたいと思います」とマイク。

 セコンドでキャプテン☆アフリカ仮面をつけていた三島は、驚きの表情で周囲から背中を押されてケージイン。キャプテンから修斗世界ライト級のベルトを腰に巻かれて大きな笑顔を見せた。

 キャプテンは、「夢が叶いました。三島会長はほんとうに自分を自由に活動させてもらって、そのおかげでいろんなコーチや監督にお世話になることが出来ました。温かい目で見守って支えてくれて、ほんとうにこのベルトは三島さんがいてくれてからだと思っています。感謝しています。ありがとうございます」と語ると、涙を隠すためか再び仮面をつけた三島と握手。三島は腰からベルトを外し、自身の手でキャプテン☆アフリカの腰にベルトを巻いた。

 キャプテンは修斗世界王者として、8月31日に韓国のウォンジュ体育館で開催される『ROAD FC』70kgトーナメント準々決勝で、同級王者のパク・シウォンと対戦する。

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