(C)PANCRASE
2024年9月29日(日)東京・立川ステージガーデンで開催される『PANCRASE 347』の3カードが発表された。
「31周年目のパンクラス。この日も一歩、新しい」──と題された同大会で、バンタム級の極め技師・井村塁初の国際戦が決定した。
7月21日の立川大会に出場するタジキスタンのムハンマド・サロハイディノフ(vs.伊藤盛一郎)、オタベク・ラジャボフ(vs.高城光弘)に続く中央アジアから、キルギスのカリベク・アルジクル ウルルと対戦する。
▼バンタム級 5分3R
井村 塁(ALMA FIGHT GYM PUGNUS)#1位/2020年NBT同級優勝 11勝3敗
カリベク・アルジクル ウルル(キルギス/Olymp Gym Bishkek)10勝1敗
井村塁は、2023年9月の河村泰博戦でダースチョークに敗れたものの、2023年11月に矢澤諒を1R リアネイキドチョークで極めると、2024年3月の前戦で田嶋椋に判定勝ちで2連勝中。次期挑戦者の位置にいるが、王者・透暉鷹が『ROAD TO UFC』参戦中のため、海外選手との対戦となった。11勝3敗。25歳。
キルギスのカリベクは、PANCRASEやRIZINを席巻する中央アジアからの参戦で、10勝の内訳は4KO・4SUB・2JUDとバランスよく、立って良し、寝て良しの22歳だ。
175cmで井村より3cm低いが、バンタム級としては長身のスイッチヒッター。左右の蹴りや後ろ廻し蹴りからアグレッシブな連打で詰める好戦的なファイターで、組んでも右小手巻きの払い腰を得意とし、4つの一本勝ちはすべてバックを奪ってのリアネイキドチョークとなっている。
ともに長い手足を活かした戦いのなかで、最終局面で組むことも多いカリベクは井村と手が合うバンタム級ファイターとも言える。井村はデビュー15戦目にして初の国際試合を極め切ることができるか。