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2024年6月22日(日本時間23日0時45分からU-NEXT配信)アイルランド・ダブリンの3Arenaにて『Bellator Champions Series: Dublin』が開催された。
メインイベントでは「Bellator世界ウェルター級選手権試合」(5分5R)として、18勝4敗の王者ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)が、12勝無敗の挑戦者ラマザン・クラマゴメドフ(ロシア) と対戦。
▼Bellator世界ウェルター級選手権試合 5分5R
ジェイソン・ジャクソン(ジャマイカ)王者 169.9lbs 18勝4敗
ラマザン・クラマゴメドフ(ロシア)挑戦者 169.8lbs 12勝0敗
ジャクソンは、2023年11月『Bellator 301』で当時の王者ヤロスラフ・アモソフに挑戦。3Rに右ストレートでダウンを奪い、追撃のパウンドからの右アッパーでKO勝ち。王座獲得に成功。
2024年2月には『PFL vs. Bellator』でPFLウェルター級2019&2021王者のレイ・クーパー3世と182.4ポンドのキャッチウェイト契約で対戦し、右ローキックでダウンを奪いパウンドで2RTKO勝ち。スーパーベルトを獲得している。2019年12月のストラッサー起一戦の判定勝ち以降、8連勝中。
対するクラマゴメドフは、ATTでも練習する無敗のロシアン。ACBで連勝後、『Contender Series 2019』で現UFCのジョーダン・ウィリアムズにスプリット判定勝ち。『UAE Warriors』や『Eagle FC』を経て、2023年6月の『Bellator 297』でBellatorデビュー。ジャリール・ウィリスを首相撲ヒザで1R TKOに下すと、同年11月の『Bellator 301』でランデル・ウォレスをテイクダウン&パウンドで削ってリアネイキドチョーク。Bellator2連勝を飾っている。
ともに身長は185cmだが、リーチも185cmのクラマゴメドフに対し、ジャクソンは199cmと長いリーチで6つのKO・TKO勝ちを誇る。
両者レスリングベースながら、2KO・TKOのクラマゴメドフは、6つの一本勝ちをマークするなど、首相撲ヒザなどの組み打撃を活かし、テイクダウンからリアネイキドチョーク、肩固めと強いコントロールをベースに極めを狙ってドミネートする。
一方のジャクソンも首相撲ヒザを得意とし、前王者アモソフにもテイクダウンを許さなかったレスリング力を持って、クラマゴメドフの組みも切って右の強打を当てるか。
▼バンタム級 5分3R
太田 忍(日本/THE BLACKBELT JAPAN)135.6lbs 6勝3敗
ロジャー・ブランク(スペイン)132.9lbs 5勝5敗
また、プレリミナリーでは、RIZINで芦澤竜誠、牛久絢太郎を相手に2連勝中の太田忍(THE BLACKBELT JAPAN)がBellator初参戦。9連勝中のフランチェスコ・ヌッツィから変更されたスペインのロジャー・ブランク(5勝5敗)と対戦する。
前日計量では、バンタム級(135ポンド/61.23kg ※王座戦以外はプラス1ポンド許容)リミットのなか、太田が135.6ポンド(61.5kg)、フライ級ファイターのブランクが132.9ポンド(60.28kg)とかなりのアンダーで計量をパスしている。
フェイスオフでは顔を近づけ合った両者。視線を外さないブランクに、終始笑顔の太田は、5勝中4フィニッシュ(1KO・3一本)のブランクを相手に「もう一度 世界にチャレンジさせてもらいます」との言葉通りの初陣を飾るか。
【写真】フェザー級で9勝無敗のハサン・マゴメドシャリポフは、6勝3敗のタイラー・マシソンと対戦。