MMA
レポート

【UFC】ウィテカーが7連勝中のアリスケロフを初回KO! ヴォルコフがパブロビッチ下しUFC4連勝。シャラ・マゴメドフがUFC2連勝で13戦無敗に。ハクパラストが4連勝、リマがナイモフに一本勝ち、ギョンホが2連敗、『RTU 2023』バンタム級決勝はイ・チャンホが優勝

2024/06/23 01:06

▼フェザー級 5分3R
〇フェリペ・リマ(ブラジル)13勝1敗(UFC1勝0敗)145.5lbs/66.00kg
[3R 1分15秒 リアネイキドチョーク]
×ムハンマド・ナイモフ(タジキスタン)11勝3敗(UFC3勝1敗)145.5lbs/66.00kg

 フェザー級。

 タジキスタンのナイモフはコンテンダーシリーズでは敗れたが、昨年6月にUFCデビューするとここまで3連勝中。バックボーンはテコンドーでタジキスタンのジュニア王者にもなっている。22歳でMMAに転向し、24歳でプロデビュー。テコンドーの蹴りとショートのパンチが武器のストライカー。前戦はナイモフが放ったバックスピンキックがかすめた際に、相手のエリク・シウバがケージの縁で足をくじいて続行不能となり、アクシデント的なTKO勝ち。29歳。

 当初はK-1タイトルチャレンジャーのバグダザリアンと対戦予定だったが、今週に入りバグダザリアンが負傷欠場。UFCデビュー戦のリマとの対戦に。

 リマはチェコのオクタゴンMMAバンタム級王者。来月防衛戦が予定されていたが、急遽階級上でのUFCデビューが決まった。MMAデビュー戦で敗れてから12連勝中。2022年10月にはRoad To UFCのワンマッチでシャオ・ロン戦が組まれていたが、シャオ・ロンの欠場で試合が消滅している。ブラジル生まれだが、アレクサンダー・グスタフソンらが所属するスウェーデンのオールスターズ・トレーニングセンター所属。26歳。

 1R、オーソドックスのリマに対し、ナイモフはスイッチを繰り返す。リマのローでバランスを崩したナイモフ。ケージまで下がったところで飛びヒザを打ち込んだリマ。離れるとリマがカーフキック・関節蹴り。四つに組んだナイモフがケージに押し込もうとするが、リマはヒザを打ち込むと入れ替えて離れる。

 スタンドで圧を掛けるリマ。ナイモフがケージまで下がると左右のパンチを打ち込んだ。ナイモフがタックルで組み付くと、リマは前転して足関を狙う。正対したナイモフが上を取り、ハーフからパウンドを入れる。フルガードに戻したリマ。ナイモフはガードからの仕掛けを警戒しながらパウンドを打ち込み続ける。残り時間わずかで体を起こすと、立ち上がった体勢からパウンド。ホーン。

 1R、ナイモフのラウンドに。

 2R、リマがミドルからタックルに入るが、ナイモフが振りほどく。リマのミドルをキャッチし逆にテイクダウンを狙う。切ったリマ。ナイモフのバックスピンキックはかわしたリマ。スタンドで圧を掛けるが、手数が減っている。両者見合う展開が増えてきた。ナイモフがタックルへ。ケージに押し込むとシングルレッグを狙うが、振りほどいて離れたリマ。左右のボディブローを打ち込むリマ。ホーン。

 2Rは大きな展開がなく、僅差のラウンドに。

 3R、開始直後にカーフキックを連打したナイモフ。リマは飛びヒザを放つと首相撲からさらにヒザを入れる。四つに組んだリマがケージに押し込むと、ナイモフのテイクダウン狙いをすかしてバックに回る。両足をフックしたリマがチョークに。パームトゥパームで絞めると腕が喉元に食い込む。ナイモフタップ!

 準備期間がない中で階級上でのUFCデビューとなったリマだが、3連勝中のナイモフから一本勝ち。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.332
2024年5月23日発売
特集「格闘サマーウォーズ」では堀口恭司vs.ペティス再戦、『超RIZIN.3』朝倉未来vs.平本蓮プレビューや、平良達郎、鶴屋怜、渡辺華奈、野杁正明、海人、クレベル、鈴木千裕の大一番に迫る!
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア