▼フェザー級 5分3R
〇フェリペ・リマ(ブラジル)13勝1敗(UFC1勝0敗)145.5lbs/66.00kg
[3R 1分15秒 リアネイキドチョーク]
×ムハンマド・ナイモフ(タジキスタン)11勝3敗(UFC3勝1敗)145.5lbs/66.00kg
フェザー級。
タジキスタンのナイモフはコンテンダーシリーズでは敗れたが、昨年6月にUFCデビューするとここまで3連勝中。バックボーンはテコンドーでタジキスタンのジュニア王者にもなっている。22歳でMMAに転向し、24歳でプロデビュー。テコンドーの蹴りとショートのパンチが武器のストライカー。前戦はナイモフが放ったバックスピンキックがかすめた際に、相手のエリク・シウバがケージの縁で足をくじいて続行不能となり、アクシデント的なTKO勝ち。29歳。
当初はK-1タイトルチャレンジャーのバグダザリアンと対戦予定だったが、今週に入りバグダザリアンが負傷欠場。UFCデビュー戦のリマとの対戦に。
リマはチェコのオクタゴンMMAバンタム級王者。来月防衛戦が予定されていたが、急遽階級上でのUFCデビューが決まった。MMAデビュー戦で敗れてから12連勝中。2022年10月にはRoad To UFCのワンマッチでシャオ・ロン戦が組まれていたが、シャオ・ロンの欠場で試合が消滅している。ブラジル生まれだが、アレクサンダー・グスタフソンらが所属するスウェーデンのオールスターズ・トレーニングセンター所属。26歳。
1R、オーソドックスのリマに対し、ナイモフはスイッチを繰り返す。リマのローでバランスを崩したナイモフ。ケージまで下がったところで飛びヒザを打ち込んだリマ。離れるとリマがカーフキック・関節蹴り。四つに組んだナイモフがケージに押し込もうとするが、リマはヒザを打ち込むと入れ替えて離れる。
スタンドで圧を掛けるリマ。ナイモフがケージまで下がると左右のパンチを打ち込んだ。ナイモフがタックルで組み付くと、リマは前転して足関を狙う。正対したナイモフが上を取り、ハーフからパウンドを入れる。フルガードに戻したリマ。ナイモフはガードからの仕掛けを警戒しながらパウンドを打ち込み続ける。残り時間わずかで体を起こすと、立ち上がった体勢からパウンド。ホーン。
1R、ナイモフのラウンドに。
2R、リマがミドルからタックルに入るが、ナイモフが振りほどく。リマのミドルをキャッチし逆にテイクダウンを狙う。切ったリマ。ナイモフのバックスピンキックはかわしたリマ。スタンドで圧を掛けるが、手数が減っている。両者見合う展開が増えてきた。ナイモフがタックルへ。ケージに押し込むとシングルレッグを狙うが、振りほどいて離れたリマ。左右のボディブローを打ち込むリマ。ホーン。
2Rは大きな展開がなく、僅差のラウンドに。
#UFCSaudiArabia Official Result: Felipe Lima defeats Muhammad Naimov by Submission, Rear Naked Choke, Round 3, 1:15#RiyadhSeason | @RiyadhSeason
— UFC News (@UFCNews) June 22, 2024
3R、開始直後にカーフキックを連打したナイモフ。リマは飛びヒザを放つと首相撲からさらにヒザを入れる。四つに組んだリマがケージに押し込むと、ナイモフのテイクダウン狙いをすかしてバックに回る。両足をフックしたリマがチョークに。パームトゥパームで絞めると腕が喉元に食い込む。ナイモフタップ!
準備期間がない中で階級上でのUFCデビューとなったリマだが、3連勝中のナイモフから一本勝ち。