【プレリム】
▼ライト級 5分3R
〇ナスラット・ハクパラスト(モロッコ)17勝5敗(UFC9勝4敗)※UFC4連勝 156lbs/70.76kg
[判定2-1] ※29-28×2. 28-29
×ジャレッド・ゴードン(米国)20勝7敗(UFC8勝6敗)156lbs/70.76kg
ライト級。
ドイツ生まれのハクパラストは、現在は生活しているモロッコに国籍を変更している。バックボーンはキックで、MMAでは一本勝ちがないストライカー。UFCではここまで8勝4敗だが、ランカークラスには勝てず、中堅にとどまっている。モロッコの王様のサポートで自国のMMAレベルアップに努め、クレベル戦前のアーチュレッタとも練習。直近は3連勝で、再びランキングを狙えるポジションに。28歳。
ゴードンはフェザー級で3勝しているが、2度体重オーバーしており、主戦場をライト級に戻している。ライト級ではここまで5勝5敗。パディ・ピンブレット戦はメディアのほとんどががゴードンを支持する内容での判定負けで、続く現ランカーのボビー・グリーン戦はグリーンのバッティングによりノーコンテスト。前戦はグレコ五輪銀メダリストのマルク・マドセンを1RでKOし、引退に追い込んだ。レスリング&ボクシングのアメリカンMMAスタイル。35歳。
1R、サウスポーのハクパラストにゴードンはオーソドックス。ハクパラストのパンチに合わせてタックルに入ったゴードン。シングルレッグからハクパラストの右足を抱えたままパンチを打ち込む。離れた。再びシングルレッグ。引き剥がしたハクパラスト。左フックを打ち込みヒットするが、ゴードンは距離を詰めてくる。サークリングしながら下がるハクパラスト。パンチで詰めたゴードンは、ハクパラストのパンチをかいくぐってまたシングルレッグへ。
ケージを背負ってこらえるハクパラスト。離れ際にパンチを入れたゴードン。すぐまたパンチで前に出ていく。ケージを背負ったハクパラストにダブルレッグ。引き剥がしたハクパラスト。詰めるゴードンに下がりながらパンチをヒットさせるハクパラスト。しかしケージにつまったところで再びシングルレッグへ。こらえて鉄槌を入れるハクパラスト。ハクパラストのアッパーがヒット。1R終了。
距離を詰めていくゴードンだが、パンチのヒット数ではハクパラストが上回っている。
2R、パンチから前蹴りをヒットさせたハクパラスト。ゴードンはまたシングルレッグに入るが、片足でこらえたハクパラスト。ゴードンはケージに押し込むとクリンチアッパーを入れる。距離を取ろうとするハクパラストを追いかけていき、ケージを背負わせ続けるゴードン。頭を付けた状態でパンチをを入れ合う。ハクパラストが三日月蹴りをヒット。ゴードンはなおも前に出続けて、ケージを背負ったハクパラストに右をヒットさせる。離れてもすぐにまたケージに詰めるゴードン。ハクパラストもパンチを打ち返し2Rが終了。
2Rはゴードンが手数で上回る。
3R、両者すぐにオクタゴン中央で足を止めてのパンチの打ち合いに。ゴードンのシングルレッグで一瞬尻餅をついたハクパラストだが、押さえ込ませず立ち上がる。手を出し続けるゴードンが徐々に圧し始め、ハクパラストは下がり始める。下がりながらもパンチをヒットさせるハクパラスト。お互い手を出し続ける。ジャブを当てたハクパラストが左右のパンチで前に出る。ゴードンはタックルも仕掛けるが、反応して足に触れさせないハクパラスト。お互い引かずにパンチを打ち込み続けてタイムアップ。
判定は29-28ゴードン、29-28ハクパラスト、29-28ハクパラスト。両者ともに最後まで手を出し続けた試合だったが、ハクパラストがスプリットで制した。