MMA
レポート

【UFC】ウィテカーが7連勝中のアリスケロフを初回KO! ヴォルコフがパブロビッチ下しUFC4連勝。シャラ・マゴメドフがUFC2連勝で13戦無敗に。ハクパラストが4連勝、リマがナイモフに一本勝ち、ギョンホが2連敗、『RTU 2023』バンタム級決勝はイ・チャンホが優勝

2024/06/23 01:06

【メインカード】

▼ミドル級 5分3R
〇ケルヴィン・ガステラム(米国)19勝9敗(UFC13勝9敗)
[判定3-0] ※29-28, 30-27×2

×ダニエル・ロドリゲス(米国)17勝5敗(UFC7勝4敗)

 当初ウェルター級契約だったが、計量2日前になって、ガステラムが体重を落とせないために、1階級上のミドル級に変更。

 ガステラムは直近8戦で2勝6敗。ミドル級では上位相手に黒星が続いたため、かつて減量失敗を繰り返したウェルター級に再び戻した。しかし昨年12月のウェルター級復帰戦では、当時9位のブレイディ相手にテイクダウンを奪われるとコントロールされ続け、最後はキムラを極められ完敗。再起戦の今回は体重を落とせず。32歳。

 ロドリゲスは4連勝でランキング入りした後、ランカーのマグニー、無敗の新星イアン・マチャド・ギャリーに連続フィニッシュ負けで連敗中。ギャング一家で育ち、20代半ばまで格闘技をやったことがなく、刑務所への収監を繰り返していたが、そこからボクシングを始め、その後MMAに転向。28歳でプロデビューした。37歳。

 1R、両者サウスポー。飛び込んで左右のフックを打ち込むガステラム。ロドリゲスの蹴りをキャッチするとケージに押し込んだがロドリゲスが押し返し離れた。リーチで上回るロドリゲスが距離を取りジャブを打ち込んでいく。ガステラムはカーフキック。圧を掛けてケージまで追い込む。

 ロドリゲスはサークリングしつつジャブをヒットさせる。左右のパンチでケージに詰めたガステラムだが、ロドリゲスがボディ・顔面にパンチの連打をヒット。プレッシャーを掛けてケージを背負わせたガステラム。ロドリゲスはそこからパンチを打ち込み近寄らせない。ホーン。

 1Rは手数でややロドリゲス。

 2R、ロドリゲスが距離を取りジャブを打ち込んでいく。ジャブからの左ストレートはかわして前に詰めていくガステラム。ロドリゲスが左ストレートを打ち込むタイミングでタックルに入りテイクダウンしたガステラム。ロドリゲスがケージを使って立つと離れた。

 左右のボディを入れるロドリゲスだが、徐々に距離を詰めてきたガステラム。カーフキックでバランスを崩したロドリゲスに右フックをヒット。ガステラムがさらにカーフを蹴るが、ロドリゲスは打ち終わりにワンツーを返す。ロドリゲスのワンツーをもらったガステラムがシングルレッグでテイクダウンしたところで2R終了。

 2Rは有効打数でも拮抗しており、判断が分かれそうなラウンド。

 3R、ガステラムのカーフキックで足が流れるロドリゲス。やや疲れが見えてきたロドリゲスにガステラムがパンチでプレッシャーを掛けていく。ケージを背負ったロドリゲスにタックル。ダブルレッグでテイクダウンを奪うとサイドで押さえ込んだ。ニーオンからマウントを狙ったガステラム。ロドリゲスはハーフで凌ぐが、ガステラムが体を起こしてパウンドを打ち込む。足で距離を作り立つことに成功したロドリゲスだが、ガステラムがすぐにまたタックルでテイクダウンを奪う。パウンドを落としたところでタイムアップ。

 3Rは明確にガステラムが取ったが、最初の2Rをジャッジはどう見たか。

 判定は29-28、30-27×2の3-0でガステラムが勝利。試合後のインタビューで計量失敗したことを謝罪した。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア