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【UFC】ウィテカーが7連勝中のアリスケロフを初回KO! ヴォルコフがパブロビッチ下しUFC4連勝。シャラ・マゴメドフがUFC2連勝で13戦無敗に。ハクパラストが4連勝、リマがナイモフに一本勝ち、ギョンホが2連敗、『RTU 2023』バンタム級決勝はイ・チャンホが優勝

2024/06/23 01:06

▼バンタム級 5分×3R
〇ムイン・ガフロフ(タジキスタン)19勝6敗(UFC1勝2敗)136lbs/61.69kg
[判定3-0] ※30-27×3
×カン・ギョンホ(韓国)19勝11敗(UFC8勝5敗)136lbs/61.69kg

「Mr.パーフェクト」ことギョンホはUFCで8勝4敗1NCのハイアベレージだが、途中兵役での欠場期間があり、あと少しのところでランキング入りできていない。185cmの長いリーチを活かしたグラップリングが武器で、19勝のうち12一本勝ち。前戦はムイン・ガフロフをUFCデビュー戦で下したカスタネーダとの対戦で、終始劣勢なまま判定負け。36歳。

 タジキスタンのガフロフは昨年6月のUFCデビュー戦で、カスタネーダにダウンを奪われての判定負け。前戦は10月のサイード・ヌルマゴメドフ戦で、牽制の打撃戦からケージ際にプレスしてタックルに入ったところでサイードのニンジャチョークに捕まり一本負けし、2連敗。バックボーンはコンバットサンボ。28歳。ここまでUFCでは0勝2敗で本領を発揮できていないガフロフだが、オッズではフェイバリット。

 1R、両者オーソドックス。前蹴り・ジャブで牽制するギョンホ。ガフロフのカーフキックがヒットし一瞬バランスを崩す。またカーフキックがヒットし、ギョンホはスリップダウンするがすぐに立つ。シングルレッグから四つに組み付いたギョンホが足をかけてテイクダウンを狙うが、押し倒したガフロフが上を取る。ガードのギョンホにパウンドを落とすガフロフ。下からラバーガードを見せるギョンホだが、ガフロフは密着して外す。

 フックスイープを狙うギョンホ。ガフロフはこらえて上をキープすると、体を起こさずにパウンドを入れ続ける。右足でガードを超えてハーフにしたガフロフ。ヒジを落とすとギョンホはバタフライフックで浮かせて立ち上がり、そのままクラッチを放さずテイクダウンからバックを奪う。スタンドバックで背中に乗ったギョンホ。チョークを狙う。ガフロフが後方に倒れ込んで背中のギョンホをマットに叩きつけたところで1R終了。

 ギョンホに終盤のバックからの攻めはあったが、1Rのほとんどで上からコントロールしたガフロフのラウンドか。

 2R、パンチで出るガフロフにギョンホがタックル。テイクダウンするとハーフから足を超えてマウントを奪う。肩固めをセットするギョンホ。ディフェンスするガフロフ。ブリッジで返そうとしたところでギョンホが後ろ三角の体勢に。首を抜いてバックに回ったガフロフ。ギョンホが立ち上がり、ガフロフがスタンドバックの体勢に。ケージ際で正対したギョンホ。ガフロフが離れると、左右のパンチからカーフキックをヒットさせる。

 ケージまで下がったギョンホがタックルに入るが、がぶったガフロフがケージに押し込みパンチを打ち込む。残り30秒で自ら離れたガフロフ。またカーフキックを入れると、左右のフックを打ち込むガフロフ。ギョンホがタックルに入るが、ガフロフは切ると、膝を着いた状態のギョンホにパンチを打ち込む。ホーン。

 後半の攻めでガフロフがラウンドを制し3Rへ。

 3R、パンチで出たギョンホが四つに組むと足をかけてテイクダウン。ハーフバックからガフロフがスクランブルで脱出しようとした動きについていきマウントに。体を起こしたガフロフのバックにつこうとしたが、ガフロフが立ち上がりスタンドへ。ギョンホ再びタックルでテイクダウン。

 そのまま体をまたいでマウントを狙うが、ガフロフが起き上がり立つとケージに押し込んでボディロックの体勢。差し返したギョンホが四つから投げてテイクダウンしサイドを取る。残り30秒。うつ伏せになり立ち上がったガフロフはギョンホのタックルを切ると、両膝を着いたままのギョンホに左右のパンチを打ち込む。タイムアップ。

 判定三者フルマークでガフロフがUFC初勝利。

 ギョンホはテイクダウンからポジションを奪うもそこから攻めきれず。

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