▼フライ級 5分3R
〇アスー・アルマバイエフ(カザフスタン)20勝2敗(UFC3勝0敗)125.5lbs/56.93kg ※MMA16連勝、UFC3連勝
[判定3-0] ※30-27×3
×ホゼ・ジョンソン(米国)16勝9敗(UFC1勝2敗)126lbs/57.15kg
今大会では、UFC5連勝中の平良が、初のランカー(5位)との対戦となるペレス戦のほか、アジアに縁のある選手がラインナップされている。
メインカード入りしたフライ級のアスー・アルマバイエフ(カザフスタン)は19勝2敗(UFC2勝0敗)。2つの黒星は7年前に今大会体重超過のウランベコフとRIZIN参戦中のメイマン・マメドフに敗れたもので、以降15連勝中。
M-1王者からBRAVE CFのフライ級で活躍後、UFC初戦でもオデー・オズボーンにフェイスロックで一本勝ち。
2024年3月の前戦では、平良達郎のUFC2戦目(平良が腕十字で一本勝ち)の相手C.J.ベルガラをフルマークの判定で下している(※ベルガラは8月3日に同じカザフスタンのアザット・マクスンと対戦)。フライ級転向の長身ホゼ・ジョンソンをどう攻略するか。
1R、ともにオーソドックス構え。アルマバイエフのローをかわしたジョンソンは額に手をかざして「見えてる」とジェスチャー。
右前蹴りを伸ばしたジョンソンにアルマバイエフは右で差して投げ! 足を効かせるジョンソンはクローズドガードに。アルマバイエフはインサイドガードから右のパウンド。しかし左足を跳ね上げてスイープ狙いのジョンソン。
そこで下にならず立ったアルマバイエフは、ジョンソンの背中に飛び乗りリアネイキドチョーク狙い。ここは着地してバッククリンチから崩し。背後からヒザを突く。さらにバックに引き込むが、ジョンソンはすぐに立ち上がる。
2R、アルマバイエフは後ろ廻し蹴りを上下に突いてシングルレッグへ。トップのアルマバイエフにジョンソンは三角絞めへ! 中腰で金網に押し込むアルマバイエフは肩をずらして首を抜いてかつぎパス! すぐにバックを奪い、背後からパウンド。マウントに移行もすぐに足を戻すジョンソン。
頭を金網に押し込むアルマバイエフに、頭をマット側に回したジョンソン。アルマバイエフは右をまたごうとするが、越えさせないジョンソン。
再び右足をまたいだアルマバイエフだが、ジョンソンはすぐに腰を切りフルガードに。今度は左足でまたぐアルマバイエフに、亀から立とうとしたジョンソン。そのバックを奪ったアルマバイエフはリアネイキドチョーク狙いでホーン。
3R、先にシングルレッグテイクダウンのアルマバイエフはジョンソンの立ちにバッククリンチ。回してボディロックテイクダウンを狙うが、捨て身気味となり、ジョンソンがマウントを取りバックに。しかし横回転で正対したアルマバイエフ!
ハーフガードのジョンソンにパウンドも、ジョンソンはガードから足を効かせる。なおもパスガードのアタックを続けるアルマバイエフは、ジョンソンのスクランブルにバックを奪い、4の字ロック。
背後から左右に腕を入れ替え、リアネイキドチョーク狙い。最後はパームトゥパームで絞めるもジョンソンに凌がれホーン。判定へ。
30-27×3のフルマークで勝利し、MMA16連勝、UFC3連勝を決めたアルマバイエフは試合後、勝因を「レスリング」と語り、フライ級4位のカイ・カラフランスに対戦をアピールした。