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【UFC】死闘、王者マカチェフがポイエーを最終5Rに極める! マカチェフは二階級制覇を宣言。ポイエーは引退示唆。ストリックランドがコスタにスプリット判定勝ち、ホランドがテクニカルサブミッションで一本勝ち、ヒョードル弟子のコピィロフが元GLORYのアウメイダに競り勝つ=『UFC 302』

2024/06/02 07:06

▼ウェルター級 5分3R
〇ランディ・ブラウン(ジャマイカ)19勝5敗(UFC13勝5敗)170lbs/77.11kg
[判定3-0]  ※29-28×3

×エリゼウ・ザレスキ・ドス・サントス(ブラジル)24勝8敗1分(UFC10勝4敗1分)170lbs/77.11kg

 1R、ともにオーソドックス構え。ワンツーのブラウン。サントスは右カーフ。長い左ジャブを突くブラウン。サントスのワンツーはまだ遠い。右前蹴りのブラウンに右カーフのサントスはオーソから左ハイも。左ミドルを掴みに行くブラウン。サントスのアイポークの主張にレフェリーはタイムを与えず。

 左インローから左右をガード上に当てるブラウン。サントスも左右からシングルレッグに入るが、足を抜いて離れるブラウン。追うサントスは右カーフ。しかし打撃数はジャブを突くブラウンが多い。ブラウンの右のヒザ蹴りを被弾しながらサントスが組んでホーン。

 2R、左ジャブを上下に突くブラウン。サントスは右ロー。さらに左右フックで金網まで詰めて左腕を巻き込んでボディロックテイクダウン! 立とうとするブラウンに右足はかかるが、立ち上がブラウン。なおも崩してたすきのサントスはついに尻を着かせると両足をかけて4の字ロックに。

 パームトゥパームで絞めに行くが、アゴ上からの頭後ろに移行。そこで極めさせないブラウン。いったん絞めを解いたブラウンに、再び右腕を首もとに滑りこませるが、腰をずらしたブラウンが際での上の取り合いからバックに。ヒジを落として逆襲のリアネイキドチョークを仕掛けてホ-ン。

 3R、左ジャブのダブルから右カーフのサントス。ブラウンもジャブからアッパー。その打ち返しに手を開いてしまうブラウン。アイポーク注意から再開。

 足を取りながら右を振るサントス。右ローを2度。さらに後ろ廻し蹴りも。左ローのサントス。右アッパーのブラウンだが、組みを警戒か。しかしサントスの入りに右ヒザ! 一瞬、動きが止まったサントスは右で差してダブルレッグへ。シングルレッグに切り替えるが差し上げたブラウンが体を入れ替えると、サントスが出血していることが分かる。ブラウンのヒザによるものか。

 離れたブラウン。低いガードから右を突くが、残り25秒、そこに組んでバックから足をかけずに一気に絞めに行くサントスだが、ブラウンがすらしてホーン。両者が手を挙げた。

 熱戦の判定は3-0(29-28×3)でブラウンが勝利。3連勝のブラウンは、「満足していない。もっとやれる。実力は示せた。そろそろ俺にもチャンスを。トップ15とやれたらいいな」とジェフ・ニールの名前を挙げた。

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