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【UFC】死闘、王者マカチェフがポイエーを最終5Rに極める! マカチェフは二階級制覇を宣言。ポイエーは引退示唆。ストリックランドがコスタにスプリット判定勝ち、ホランドがテクニカルサブミッションで一本勝ち、ヒョードル弟子のコピィロフが元GLORYのアウメイダに競り勝つ=『UFC 302』

2024/06/02 07:06

▼ミドル級 5分3R
〇ケビン・ホランド(米国)26勝11敗(UFC13勝8敗)185lbs/83.91kg
[1R 1分34秒 腕十字] ※テクニカルサブミッション

×ミハル・オレクシェイチュク(ポーランド)19勝8敗(UFC7勝6敗)185lbs/83.91kg

 メインカードの第3試合では、ミドル級の“トレイルブレイザー(開拓者)”ケビン・ホランド(米国)が、ポーランドのミハル・オレクシェイチュクと対戦する。

 米国のホランドは、2018年からUFC3連勝後、2連敗と2連勝を繰り返すも、勝った試合では6連続フィニッシュを記録している。さらに、ウェルター級に落としてから4勝1敗。今回はミドル級戦。組み技耐性をいかに高めたか。31歳。

 ポーランドのオレクシェイチュクはミドル級に落としてからここまで3勝1敗。3勝はすべて1R KO勝ちだ。29歳。

 個別インタビューでホランドは「俺の動きが世界のどこからきたのかに関わらず、俺は格闘技が好きなんだよ。それがただ、俺はカンフーから来た一人なだけだ」と語り、オレクシェイチュクは「スタンドで戦いたいが、もしケビンがグラウンドを望むなら、その準備もできている」とした。

 1R、サウスポー構えのオレクシェイチュクが左で前に。オーソのホランドの左の蹴りを肩口に受けたままテイクダウンを狙うが、足を抜くホランド。しかし詰めるオレクシェイチュクに右の蹴りはホランドも、オレクシェイチュクのカウンターの右ストレートにダウン!

 パウンドに行くオレクシェイチュクに、下のホランドは三角絞めから腰を切り、腕十字! ヒジを巻き込み、前転させて仰向けにさせるとオレクシェイチュクの右ヒジを伸ばす。レフェリーに「極まっている」とアピールするホランド。

 さらに脇下に捩じる。オレクシェイチュクが左腕でタップ気味に触ったところでハーブ・ディーンレフェリーが試合を止めた。オレクシェイチュクはヤップしていないとアピールも腕が伸びきっており、裁定は「テクニカルサブミッション」でホランドが一本勝ちした。

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