KOでの初戴冠に喜びを爆発させる和田(C)DEEP☆KICK
DEEP☆KICK KAMEOKA
2024年4月28日(日)京都・ガレリアかめおか
▼メインイベント DEEP☆KICK-65kgタイトルマッチ 3分3R
×石田 迅(LEGEND GYM)
TKO 1R 1分37秒 ※レフェリーストップ
〇和田哲平(FASCINATE FIGHT TEAM)
※和田哲平が-65kg第5代新王者に
大阪を拠点に活動するDEEP☆KICKは、昨年10月1日の徳島大会以来2度目となる地方大会を実現させた。4月28日(日)、京都府亀岡市のガレリアかめおかで開催された『DEEP☆KICK KAMEOKA』がそれだ。本来ならば会場は格闘技に貸さないという規約があったが、亀岡在住のFUJIMONのラストマッチなど地元にゆかりのある選手があまた出場するということで桂川孝裕市長の尽力で開催にこぎ着けたという。
メインイベントでは、昨年6月に田邉雅弥をKOで破り第4代DEEP☆KICK-65㎏王者となった石田迅が初防衛戦に臨んだ。会場はジムのある滋賀県に隣接する京都府だけに、準地元での開催といってもいい。対する挑戦者は昨年12月からスタートした挑戦者決定トーナメントで絢太(teamMISAKI)と中澤友(ビンチェレあべの)を下して勝ち上がってきた和田哲平。
初戴冠に燃える和田にはジム代表の原口健飛(FASCINATE FIGHT TEAM)と5月19日に小林愛三(NEXT LEVEL渋谷)とのオープンフィンガーグローブマッチを控える小林愛理奈(FASCINATE FIGHT TEAM)がついた。
お互いKO決着が多いだけにマッチメークが組まれた時点で激闘が予想されたが、案の定我々の想像を遥かに凌ぐ1R秒殺KOで決着はついた。和田は得意の左で先制のダウンを奪うと、立ち上がってきた石田に三日月蹴りを決め、再び左でキャンバスに深々と沈めたのだ。あまりにも鮮烈なKOに観客席からは「ヤバいよ」という声も飛んでいた。
生まれて初めてチャンピオンベルトを腰に巻いた和田は「やっとチャンピオンになれました」とマイクを通して話し始めた。「去年2月にRISEで負けてから、『(地元)関西で力をつけよう』と思いました。これからもっと強くなって、RISEでもチャンピオンになります。ウチのジムからはすでに(原口&愛理奈という)2人のチャンピオンが出ている。続いて僕もRISEのチャンピオンになりたい」とアピールした。
その後は地元兵庫県を中心に亀岡まで駆けつけた応援団があまりにも多いため、リング上で3グループに分かれて記念撮影をしながら戴冠の余韻に浸っていた。今後、和田は初防衛戦とともに東京再進出を狙う。