ムエタイ
レポート

【ONE FF】タフファイトでスーパーボンがグレゴリアンとの3度目の対決を制す、麻火佑太郎がセクサンに大殊勲の勝利!ノンオーがクラップダムを技術で封じる、大激闘でナックロップが僅差で勝つ、ゴントーラニーが7連勝で本戦契約を獲得、コンペットが接戦を制す、隻腕のピーコックが見事な戦いぶり

2024/04/05 21:04

▼第3試合 バンタム級 ムエタイ 3分3R
〇ジェイク・ピーコック(カナダ/英国)
[判定3-0]
×新城絋平(エクシンディコンジャパン)



 ピーコックは隻腕のキックボクサー。極真空手を学び、北米選手権で優勝すると世界大会にも出場した。キックボクシング転向後は北米スーパーウェルター級王座、1Xヨーロッパ同級王座、そして2022年7月にはWBCムエタイ カナダ ウェルター級王座も獲得。2023年に1年間にわたって繰り広げられた「Road to ONE」トーナメントで優勝し、今回の出場権を手にした。ハンディをものともしない蹴り技中心の戦いぶりを見せる。2016年6月には『Hard Knocks Fighting Championshiip』でMMAにも挑戦しているがTKO負け。



 コウヘイ・ウォーワンチャイこと新城絋平は沖縄県出身で、2021年3月14日RISEでプロデビュー。King of Strikersライト級3位、M-1 JAPANライト級3位で戦績は6勝(2KO)2敗2分の新鋭だ。



 ピーコックは他の試合とは違い右腕にボクシンググローブは着けず登場。1R、新城は右ロー、ピーコックも右ローを蹴る。ピーコックはノーモーションの左ストレートをヒットさせ、右ハイも浅くだが当てる。組むとヒザ、右ヒジも打つ。サウスポーから左ミドルを連打したピーコックは、組み付くとヒザ蹴り。さらに左ヒジ。離れるとピーコックが左ハイをクリーンヒット。新城は左右フックを繰り出すが、ピーコックはブロックや距離で外す。



 2R、右ミドルの蹴り合いからピーコックが前に出ての左ミドル、右前蹴り。接近するとピーコックは右ヒジを打つ。ロープを背負う場面が目立つ新城。ピーコックは右ハイ、ジャブ。新城は右ミドルを蹴るがピーコックは下がらず、圧をかけ続けた。



 3R、ジャブから接近するピーコックは上手く右ヒジをヒットさせる。さらに左ストレートをフェイントにしての左ハイ、後ろ蹴りからのハイキック。新城の蹴りを受けるとピーコックはそのまま回転しての後ろ廻し蹴りを見せる。飛びヒザで前に出るピーコックに新城が左右フック、負けじとピーコックも右ヒジを叩きつけて左ミドルを蹴る。



 判定は3-0でピーコック。全くハンディを感じさせない見事な戦いぶりでONEデビュー戦を勝利で飾った。

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