ムエタイ
レポート

【ONE FF】タフファイトでスーパーボンがグレゴリアンとの3度目の対決を制す、麻火佑太郎がセクサンに大殊勲の勝利!ノンオーがクラップダムを技術で封じる、大激闘でナックロップが僅差で勝つ、ゴントーラニーが7連勝で本戦契約を獲得、コンペットが接戦を制す、隻腕のピーコックが見事な戦いぶり

2024/04/05 21:04

▼第1試合 キャッチウェイト (55.34kg) ムエタイ 3分3R
〇石井寿来(=ジュライ・ウォーワンチャイ/ウォーワンチャイプロモーション)
[判定3-0]
×片島聡志(Kick Life)

 ONEでは珍しい日本人同士のムエタイ戦が組まれた。



 石井は石井一成の甥で、2019年3月にルンピニースタジアムでプロデビュー。2023年7月のソンチャイノーイ戦で判定負けするまで国内無敗を誇った。WMC日本フライ級王者、スックワンキントーンフライ級王者。戦績は13勝(5KO)8敗の18歳。



 片島は2010年9月デビューの33歳ベテランで、元WPMF世界スーパーフライ級王者。そのほとんどのキャリアをムエタイルールで積んできた。2024年2月にはRIZIN佐賀大会に出場し、石郷慶人から判定勝ち。戦績は30勝22敗。



 1R、サウスポーの石井が軽く左ミドル、片島は左へ回り込みながら前足へ前蹴り、左ロー。互いに利き手のストレートを打つ。片島は絶妙な距離感で石井のパンチ、ヒジの空振りを誘う。左回りが止まってきた片島に石井がワンツーの連打。徐々に石井の左ストレートが当たり始める。逆に片島はパンチやヒジが届かない展開に。前に出た石井が優勢か。



 2R、片島は右ロー、右インローを蹴るが石井の左ストレートをもらう。ストレート連打で前に出る石井に片島も足を止めて打ち合い、ヒジも打ち合う。片島は1Rでも決めた右ボディからの左フック、石井はワンツーの連打からのヒジを繰り出す。片島のパンチに左縦ヒジを合わせにくる石井だが、片島も右フックを当てる。正面に立つ片島を石井の左ストレートが捉え、左ハイキックも浅くだがヒット。石井の左ミドル&左ストレートに右の三日月で応戦する片島。ヒット数の多かった石井のラウンドに。



 3R、石井は左ヒジ、左ハイ、左ストレートと打ち込み、片島の先手を打つ。片島もヒジを繰り出すが、石井の左ストレートに後退。ワンツーの連打、ヒジで片島はコーナーを背負う。片島は右ボディを打ち、接近してのヒジ。石井はジャブを突き、片島の蹴り足をキャッチして軸足払いでコカす。左右の連打で前へ出る片島だが、逆に石井のワンツーをもらってバランスを崩した。



 判定は3-0で石井が勝ち名乗りを受けた。

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