雑賀ヤン坊達也がアキラを初回、右ハイKOでライト級新王者に(C)Takazawa Keisuke/GONG KAKUTOGI
2024年3月31日(日)立川ステージガーデンにて30周年記念大会・vol.3『PANCRASE 341』(U-NEXT配信)が開催された。
『PANCRASE 341』試合速報
2024年3月31日(日)立川ステージガーデン
13:10-開場、13:30-試合開始
U-NEXT配信/TIGET PPV英語配信
※13:00より当日券販売
※選手名からインタビュー・見どころ
▼第15試合 PANCRASEライト級タイトルマッチ 5分5R
×アキラ(武蔵村山さいとうクリニック/ALMA FIGHT GYM PUGNUS)※第8代ライト級キング・オブ・パンクラシスト 69.95kg
[1R 1分42秒 KO] ※右ハイキック
〇雑賀“ヤン坊”達也 (1位/DOBUITA)70.0kg
※雑賀が新王者に
アキラ「お互い、1発で終わらせられる選手だと思うので、5分5R、ヒリヒリした戦いをぜひお楽しみにしてください」
雑賀「どうもヤン坊です。過去イチの状態に仕上げてきました。サクッと終わらせたいですけど(アキラを見て)5分5Rも付き合えるんで、楽しみにしていてください。よろしくお願いします」
1R、先に詰める雑賀。サウスポー構えのアキラは頭を下げて左から右で飛び込み。それをさばいた雑賀は左を打ち込む。
すぐに頭をダックし回すアキラ。ガードは低いまま。シングルレッグで反対側の金網まで押し込み、左で差しも脇を閉じた雑賀が体を入れ替え右ヒジを入れ離れる。
じりじり詰める雑賀。レベルチェンジのフェイントのアキラに雑賀の左ジャブはアキラがかわす。頭を振って狙いを定めさせないアキラは右から左で詰めるがそこに右を合わせる雑賀。圧力をかける雑賀。
ケージを背負ったアキラに右ストレートではなく、右ハイ! 左に頭を沈めていたアキラが一発で失神! 自身も飛びあがるように蹴った雑賀も転ぶが、起き上がりパウンド追打する必要もなくKO勝ちした。
試合後、雑賀は「どうもヤン坊です。やった……(泣きながら)やっと何かで一番になることができました。ほんと今日までほんと辛くて、仕事しながら格闘技やるのも結構しんどくて、その中でもそれを言い訳にして格闘技を軽い気持ちでやることは僕には出来なくて、ただ一生懸命、一生懸命、一番になるためにやってきました。今日はほんとうに嬉しいです。そしてアキラ選手、今日はありがとうございました。
これでPANCRASEの3大ゴリの2ゴリをやっつけたんで、最後は久米(鷹介)さんとやんなきゃなと思っているんで、久米さん、来月(※4月29日に粕谷優介と対戦)頑張ってください。今日は(DOBUITAの)石田(陸也)くんも根性見せてくれたんで、一緒にずっとやってきたんで、一緒の舞台に立ててほんとうに嬉しかったです。すみません、長くなっちゃって。ありがとうございました。ごめんなさい、最後にもう一ついいですか、俺がヤン坊だ!」と咆哮。ケージの中でDOBUITAチームでベルトとともに記念撮影した。