(C)GRACHAN
2024年3月10日(日)東京・大田区産業プラザPIOにて『GRACHAN 68×BRAVE Fight31』が開催された(※写真・詳報は後ほど追加)。
注目カードが並んだ今大会の当日券は12時から購入可能。大会は12時30分から開場で、大会の模様は、GRACHAN放送局にてライブ配信された。
『GRACHAN 68×BRAVE Fight31』
2024年3月10日(日)大田区産業プラザPIO
12時30分開場 13時開始
▼第12試合 GRACHAN初代ウェルター級トーナメント決勝戦 5分3R
〇櫻井隆多(R-BLOOD)76.95㎏
[判定3-0] ※29-28×2, 30-27
×青木忠秀(総合格闘技道場コブラ会)77.0㎏
メインは「GRACHAN初代ウェルター級王座決定トーナメント決勝戦」として、櫻井隆多(R-BLOOD)と青木忠秀(総合格闘技道場コブラ会)が初代王座を争う。
2023年10月の1回戦で櫻井は上田拳翔に2R 腕十字で一本勝ち。青木は渡辺良知に延長Rにサウスポー構えから右ローを効かせて左右フックでパウンドアウト勝利。33歳の青木はここまで3勝1分と負けなしだが、2月に上田拳翔を相手にドローとなっており、上田を下した52歳の“鉄人”櫻井を越えることができるか。
1R、ともにオーソドックス構え。詰める櫻井に左インローの青木、ダブルレッグに左ヒザを合わせた青木だが、櫻井は詰める。クラッチを組ませない青木が突き放すと、中央スタンドへ。詰める櫻井に青木はローもローブローとなり中断。再開。
左ジャブを突き、スイッチする青木は右ジャブから左を伸ばす。オーソに戻して左インローが股間をかすめるが続行。櫻井のスイッチからオーソに戻し、右カーフを蹴る青木。右を突く櫻井。そこに左フックを当てる青木。右回りでジャブも追い足を効かせる櫻井が詰めに。ここも組ませない青木は右に回って離れて右ロー!
鼻血の櫻井は詰め。サウスポー構えからオーソになると青木の打ち返しをかわしてダブルレッグテイクダウン! そのままニアマウントになると、背中を向けた青木にバックマウントに。ホーン。1Rは2者が青木を支持、1者が櫻井を支持。
2R、先に中央に出た細かい左右で詰める櫻井は、左のダブルで金網に詰めてダブルレッグテイクダウン! 青木の右足をつかんでバックへ。リアネイキドチョークに腰をずらして立ち上がると、離れて中央へ。
しかし、ここも追い足を止めないタフな櫻井は左右で詰めてシングルレッグテイクダウン! 青木に背中を着かせるとハーフからパス狙い。金網に詰めて背中を見せて立とうとする青木にバックマウントの櫻井!腰を上げて落とそうとする青木に足をフックする櫻井だが前に落とされる。
立ち上がり際にシングルレッグテイクダウンの青木は、下の櫻井に中腰からパウンド狙いも、足を効かせる櫻井は下からヒジ、パウンドでホーン。ジャッジは3者、櫻井を支持。
3R、櫻井の鼻頭をドクターチェック。再開。中央に出る櫻井。右を伸ばす青木に櫻井は左を当てて一気にダブルレッグテイクダウン! すぐに、マウントを奪うとバックマウント、パウンドラッシュ。青木は腰をずらして正対。そこに腕を狙う櫻井だが、青木は正対いsてダブルレッグへ。
金網に上体を立ててそれを耐えた櫻井が逆にレッスルアップ! ダブルレッグで青木に背中を着かせると、ハーフに。櫻井は得意のアームロック狙い。そこで上体を立てた青木。左足をかけた櫻井のリアネイキドチョーク狙いに正面を向いてから再び座る青木。
送り手を掴んでいる櫻井のクラッチを外して正対してシングルレッグも、鼻を負傷の櫻井は左腕で頭を抱えて起こさせず。頭抜いた青木の組みをがぶった櫻井は最後に上になって右のパウンド! ホーンに咆哮してマットに大の字になった。
判定は3-0(29-28×2, 30-27)で櫻井が勝利。初代ウェルター級王者に輝いた。52歳でベルトを巻いた櫻井は、「長く格闘技をやってきて、ちょっとだけ自分にご褒美になったかなと。ここに来るまで、ほんとうに、ほんとうに大変でした。怪我もしてコンディションも悪くて、根性と仲間のおかげでここまで来れました。一つ一生懸命にやっていれば、何かいいことがあるので、これで少しでも勇気づけられたら嬉しいです」と語り、セコンドたちと多くのチーム仲間とともに記念撮影に収まった。