▼第5試合 スーパーファイト K-1スーパー・ライト級 3分3R・延長1R
〇大和哲也(大和ジム/元WBCムエタイ世界スーパー・ライト級王者)
判定3-0 ※30-26、30-25、30-25
×近藤拳成(大成会館/K-1甲子園2016 -65kg王者)
大和は2005年7月プロデビューの31歳。キックボクシングで数々のタイトルを獲得し、2010年にK-1 WORLD MAX -63kg日本トーナメントで全試合KO優勝を果たす。その後はムエタイルールでの試合に専念していたが、2016年末からK-1に参戦。2018年11月の第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント1回戦でゲーオにKO負けを喫し、今回が9カ月ぶりの再起戦となる。戦績は40勝(30KO) 17敗1分。
対する近藤はK-1甲子園2015 -65kg準優勝、2016同優勝の実績を持ち、プロデビューは2016年4月の20歳。6月のK-1 KRUSH FIGHTではFUMIYAにTKO勝ちして連敗を食い止めた。戦績は2勝(1KO)2敗1分。
1R、ジリジリと前へ詰めてくる大和に近藤は前へ伸びるようなワンツー。大和は右フックからの左ボディを決める。大和は右前蹴りと左三日月蹴りでボディを攻めていき、近藤は左フックを強振。近藤にロープを背負わせて大和がボディにパンチを集めていく。
2Rも前へ出て近藤をコーナーやローブ際に寄せて行くのは大和。前蹴りでボディを攻め、ガードが空くと左フック。近藤をコーナーへ詰めると連打からの左右フックをヒットさせる。大和が左ローを連打すると近藤が打ち合いに行き、大和も右フックを当てる。大和の左ローに近藤は右ストレートで応戦。ラウンド終了間際、大和の右ストレートでフラついた近藤に大和は飛びヒザ蹴りを発射する。
3R、前に出る大和に近藤も右フックで応戦するが、大和の右フックで近藤は前のめりにダウン。立ち上がると打ち合いに出る近藤に大和はラッシュをかけるが、近藤の右フックもクリーンヒット。両者の動きが鈍くなる。両者接近戦でパンチを出し合い、右フックで近藤がダウン。
仕留めに行く大和に近藤も右を強打し、大和はヒザ蹴りで応戦。近藤のパンチに大和もフラフラに。両者死力を尽くして戦い、最後は2人ともフラフラとなった。判定は2度のダウンを奪った大和の勝利。59戦目を勝利で飾った。
▼第4試合 スーパーファイト K-1ライト級 3分3R・延長1R
〇篠原悠人(DURGA/第6代K-1 KRUSH FIGHTスーパー・ライト級王者)
判定3-0 ※28-26×3
×川﨑真一朗(月心会ラスカルジム)
篠原は高校生時代にK-1甲子園2015 -65kgで優勝し、2016年4月にK-1初参戦。K-1 WORLD GP 2018 K-1ライト級世界最強決定トーナメントではゴンナパーをKOする大番狂わせを起こして3位になり、2018年8月にはKRUSH王座に就いた。同王座は返上してライト級に本格転向し、3月には大沢文也を延長戦の末に下している。戦績は12勝(6KO)3敗。
対する川﨑は強打の持ち主で、戦績は9勝(6KO)4敗。現在3連勝(2KO)と波に乗っている。篠原とは約5年前にも対戦しており、判定負けを喫しているだけにリベンジを果たしたいところ。戦績は9勝(6KO)4敗。
1R、川﨑のジャブに右の強打を返す篠原。ジャブ一発も重さを感じさせるのは篠原。川﨑もジャブを伸ばす。篠原はそのジャブに右クロス。静かな展開となった1Rだったが、篠原の力強い一発が目立った。
2R、篠原の強い左ジャブと左フックでジリジリと前へ出る。川崎はジャブで対抗。篠原が左フックを打ったところで川崎が左フックを合わせ、続く連打でダウンを奪う。川崎が倒しに行ったところで今度は篠原が左フックの相打ちで倒し返す。篠原はガードを固めながら左ボディ、左右フックと連打からの左フックで篠原が2度目のダウンを奪ったところでラウンド終了。
3R、篠原はカーフキックで川﨑のバランスを崩し、右ストレートの強打。篠原のワンツーに川﨑が左を返し、打ち合いの中で両者がグラつく。川崎の左右連打に篠原は左フック強打。川﨑も負けじと打ち合いに行き、手数は川﨑。篠原はガードを固めて左右フックの有効打。篠原は左ボディをヒットさせるが、川﨑も打ち返して倒れない。
打ち合いは最後まで続き、両者ダメージを感じさせる場面が多々あったが、一発一発の威力があり2度のダウンを奪った篠原が川﨑を振り切った。