フライ級エルセグがシュネルを鮮烈KO!
▼フライ級 5分3R
スティーブ・エルセグ(豪州)11勝1敗(UFC2勝0敗)126lbs/57.15kg
[2R 0分26秒 KO]
マット・シュネル(米国)16勝7敗(UFC6勝5敗)126lbs/57.15kg
2018年に井上直樹にスプリット判定勝ちのシュネルは、空手がバックボーン。MMA16勝中9試合で一本勝ちの極め力も持つ。
2022年5月に当時6位のブランドン・ロイバルからダウンを奪うもギロチンを抜けられ、逆にギロチンを極められ一本負け。2022年7月に当時12位のスムダルジと対戦し、左でダウンを喫するも右を当ててテイクダウン。三角絞めで失神させて勝利。しかし2022年12月のニコラウ戦では、2Rに左のカウンターから右フックでパウンドアウトされ、TKO負け。1年3カ月ぶりの再起戦となる。34歳。
対するエルセグは、2023年2月のEternal MMAで平井総一朗にRNCを極めるなど8連勝後、UFCでマット・シュネル欠場の代役としてダビッド・ドボジャークと対戦。オクタゴンデビュー戦で2Rにパンチを効かせると、3Rのスクランブル合戦も制して判定勝ち。わずか1勝でランカーの座を手にした。11勝中6の一本勝ちで、リアネイキドチョーク、、ギロチンチョーク、肩固め等を得意とする、28歳。
#UFCVegas87 Official Result: Steve Erceg defeats Matt Schnell by KO at 0:26 of Round 2
— UFC News (@UFCNews) March 2, 2024
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1R、ともにオーソドックス構え。先に中央を取るシュネル。右ストレートをかわすエルセグがワンツーの右を当てる。シュネルの組みにも左で差し上げて離れる。左インローを当てるシュネル。
左ジャブは懐深くかわすエルセグ。その入りにカウンターの右を狙う。左をかわして脇を潜ってもまだ組まないエルセグ。左右フックで詰めるシュネルだが、左目周辺を出血。左から右ストレートを当てるエルセグはさらに左ミドルに繋ぐ。
右ストレートを当てるエルセグに右を返すシュネル! エルセグの入りに前手の左フックを合わせる。詰めてシングルレッグに入るエルセグを切るシュネル。エルセグは左から右フックもずらすシュネル。しかしワンツーの右を被弾。
2R、左ジャブをかわして右を突くシュネル。エルセグは右ボディを突いてからシュネルの左フックのダブルに左フックを先に打ち抜く! 後方にもんどりうって倒れたシュネルにエルセグは追打せず。上から一瞥して離れた。ウォークオフKO。
ONE AND DONE 😮💨
— UFC (@ufc) March 2, 2024
Steve Erceg kicks off this #UFCVegas87 main card with a second round KO! pic.twitter.com/Ac1uYVprnu
UFC3連勝のエルセグは「防御は下手かもしれないけど打撃は強いんだ。シュネルのガードが下がるのは知っていた」と語り、フライ級トップ5との試合を望んだ。
3 fights 3 wins for Steve Erceg in the UFC! #UFCVegas87 pic.twitter.com/2oVTWxRPgP
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