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【UFC】熱闘連続! フライ級注目のモカエフがペレスに苦戦も判定勝ち、エルセグがシュネルを鮮烈KO! ヘビー級ホーゼンストライクが12戦無敗ガジエフにTKO勝ち、ペトリーノが11戦無敗に。ペドロが引退。ウマルがダウンもTD&パウンドで17戦無敗に。オリベイラが跳びヒザKO、ザハビが無敗バシャラートを下す!

2024/03/03 04:03
【UFC】熱闘連続! フライ級注目のモカエフがペレスに苦戦も判定勝ち、エルセグがシュネルを鮮烈KO! ヘビー級ホーゼンストライクが12戦無敗ガジエフにTKO勝ち、ペトリーノが11戦無敗に。ペドロが引退。ウマルがダウンもTD&パウンドで17戦無敗に。オリベイラが跳びヒザKO、ザハビが無敗バシャラートを下す!

(C)Zuffa LLC/UFC

 2024年3月2日(日本時間3日)米国ネバダ州ラスベガスのUFC APEXにて『UFC Fight Night: Rozenstruik vs. Gaziev』(#UFCVegas87)が開催された。


【写真】初回にダウンを喫したウマル・ヌルマゴメドフだが、アルマカーンをテイクダウンからパウンド・ヒジで削って判定勝ち。

 大会の模様は、日本時間3日(日)3時30分(予定)にスタートのプレリムおよび6時開始予定のメインカードを含む全試合が『UFC FIGHT PASS』(※今回は英語実況解説のみ)ならびに『U-NEXT』(※日本語実況、水垣偉弥・解説)でライブ配信された。

『UFC Fight Night: Rozenstruik vs. Gaziev』速報

現地時間2024年3月2日(土)、日本時間2024年3月3日(日)
米国ネバダ州ラスベガス/UFC APEX

【メインカード】

▼ヘビー級 5分5R
〇ジャルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)14勝5敗(UFC8勝5敗)257lbs/116.57kg
[4R終了時 TKO] ※ガジエフが続行不可能

×シャミル・ガジエフ(バーレーン)12勝1敗(UFC1勝1敗)261lbs/118.39kg

 メインイベントは12勝無敗のダゲスタン出身・バーレーン国籍のシャミル・ガジエフがUFC2戦目で、ヘビー級12位のジャルジーニョ・ホーゼンストライク(スリナム)と対戦する。

 ガジエフは、IMMAFで活躍後、UFC契約までに10連勝。2023年12月のUFCデビュー戦では、4連勝中だったマルティン・ブダイを2R KOした。

 バレーボール選手だったところをアブドゥルマナップ・ヌルマゴメドフにスカウトされ、ハビブやマカチェフ、ハビロフらと練習。現在もHKダゲスタンとKHKバーレーンの双方でトレーニングを続けている。

 対するホーゼンストライクは、スリナム初のUFCファイター。キックボクシング出身で、米国フロリダのアメリカントップチーム所属。2020年5月にフランシス・ガヌーを相手に初めて敗れるまで11連勝。しかし、ガヌー戦後、シリル・ガーヌ、カーティス・ブレイズ、アレキサンダー・ヴォルコフ、ジャイルトン・アウメイダに敗れ、ランキング12位まで後退した。

 MMAとしてグラウンドの弱点を埋めるため、ジュニオール・ドスサントス、PFLスーパー王者のレナン・フェレイラ、ブシェシャ(マーカス・アルメイダ)、マルセロ・ゴルムらと練習。ガジエフについて「彼は自分が戦ってきたような相手と戦っていないし、自分ほどのパワーを持った相手とも戦ってきていない」と、これまでの相手とは異なると自信を語っている。

 1R、ともにオーソドックス構え。ホーゼンストライクはジャブから。ガジエフの組みを2度切る。ワンツーも腰が引けているホーゼンストライク。詰めるガジエフに右を振るが、ステンドバックするガジエフはダブルレッグへ。

 ここも切るホーゼンストライクだが、金網を背に。左から右を振るガジエフに右に回るホーゼンストライク。ワンツーで前に出るガジエフは右で差して押し込み。ともにモモにヒザを突き、左で小手巻くホーゼンストライクだが、ガジエフはシングルレッグを持ち上げて軸足払いテイクダウン! ハーフで背中を着けさせられたホーゼンストライク。ホーン。

 2R、ガジエフの圧力に下がるホーゼンストライク。右で押し返すも単発。互いに左ジャブを突くも当たらず。ガジエフは右ヒザを突いて前に。ここはさばいたホーゼンストライク。続く右ストレートも体をかわすと、右カーフを返す。

 左ジャブが当たり始めたホーゼンストライク。詰めるガジエフはシングルレッグを1Rと同じように持ち上げるがここは倒れなかったホーゼンストライク。引き落として離れようとするが、ついていくガジエフが左で差して押し込み、ヒザ。

 3R、左ジャブを突くホーゼンストライク。ガジエフの右をかわすとガジエフは鼻血。口を開ける。左ジャブをこつこつ突くホーゼンストライク。さらに右を振る。そこに右を狙うガジエフ。ホーゼンストライクは右ローも! ガジエフのワンツーをさばいて右ストレートをボディに。さらに左ジャブを突く。

 4R、ホーゼンストライクのジャブを右手ではたくガジエフだが、なおもホーゼンストライクはジャブ。ダブルレッグに入るガジエフを差し上げるホーゼンストライクは離れる。口を開けて苦しそうなガジエフ。ホーゼンストライクは左ジャブをこつこつ突いて、ついに右を振る! さらに右カーフキックも。ホーゼンストライクの左ジャブに右をかぶせようとするガジエフだが、届かせないホーゼンストライクのジャブにガジエフはマウスピースを吐き出す。ホーゼンストライクは頭を下げて左右ラッシュで前に出てホーン。

 5R、ドクターチェック。目が見えないと頭を振るガジエフ。ストップ。勝利のホーゼンストライクはガッツポーズ。

 ランカーながらアンダードッグだったホーゼンストライクはATTのキング・モーに感謝の言葉を述べると、「時間をかけて練習してきた甲斐があった。セコンドの指示通り、フィニュシュを焦らず、ジャブを出し続けていったらガジエフの心が折れた。この後? スリナムに戻って原点に戻りたい。7月か8月に戻ってきたい」と語った。

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