▼ライト級 5分3R
〇ジム・ミラー(米国)37勝17敗(UFC26勝16敗)155.5lbs/70.53kg
[3R 3分25秒 フェイスクランク]
×ガブリエル・ベニテス(メキシコ)23勝11敗(UFC7勝7敗)155lbs/70.31kg
※ミラーはUFC勝利数26、UFC最多出場記録43でともに歴代1位に
ライト級戦。2005年11月のプロMMAデビュー戦から、2008年10月にオクタゴンデビュー。2009年7月の『UFC100』でマック・ダンジグに判定勝ちし、2016年7月の『UFC200』で五味隆典に1R TKO勝ち。さらに2024年4月の『UFC300』出場も目指す“鉄人”ジム・ミラーは40歳。
直近5戦で4勝1敗。対戦相手はルーキーとベテランだったが、8連続フィニッシュ勝利中で、持ち前の組み力に加え、打撃技術も進化を遂げている。前戦では、スクランブル参戦のジェシー・バトラーを23秒 KOに下している。
対するベニテスは、UFC7勝6敗(ライト級では2勝1敗)。MMA23勝中19のフィニッシュを誇る。35歳。2022年8月の前戦でチャーリー・オンティベロスを1R パウンドアウトしている。
1R、ともにサウスポー構え。ベニテスが先にワンツーから左カーフを当てるも、ミラーもストレートで戻すとワンツーから左、さらには踏み込んでの対角の左ローを当てる。ベニテスもワンツーから左もブロッキングのミラーは右ロー。ベニテスは左ハイも防御して前に圧力をかけるミラーはワンツースリーの3連打でベニテスを下がらせると、首相撲ヒザ! さらにワンツーからローに繋ぐ。ワンツーから右ヒザを腹に突くミラー! ベニテスの押し戻しに左インロー、ハイキックをガード上に当てる。ベニテスもワンツーをガード上に返して左フック。しかし、ミラーがワンツーを振って左ローを当てる。
2R、右ジャブから入るミラーにワンツーを返すベニテスだが、ミラーも押し戻して左ロー! さらに近づくとクリンチから左アッパーを突く。ワンツーをボディに突くベニテス。ミラーは右ジャブ、左ローを効かせる。さらに左ボディ。左アッパーも。右フックを当てたベニテスに一瞬下がったミラーだが、その入りにダブルレッグテイクダウン! クローズドガードのベニテスにインサイドから「ヒジ打ち! 腰を切ったベニテスは腕十字狙いも極めさせないミラー。蹴り上げにもついていったミラーは足をさばくと、立ち上がろうと背中を見せたベニテスのバックに! 4の字ロックを組んだミラーに手を掴んで絞めを防ぐベニテス。
ANOTHER ONE for @JimMiller_155 👏
— UFC (@ufc) January 14, 2024
He takes the all-time UFC wins record to 26 after that submission victory! #UFCVegas84 pic.twitter.com/Rv8l3WSWd7
3R、互いにジャブ。ミラーはペースを落としたか。しかし左をかぎ突きのように打ち込むと右から対角の左ローへと繋ぐ。左オーバーハンドを振るベニテス。さらに左前蹴り。右カーフのベニテス。ミラーも単発ながら右を返す。続く右をダックしてかわしたベニテスが左右。しかしワンツー&左ローで前に出るミラーは、ここでダブルレッグテイクダウン! ベニテスの返しにバックを奪うとアゴ上からパームトゥパームで絞めて、フェイスクランクで最終ラウンドにタップを奪った!
Jim Miller (@JimMiller_155) extends his @UFC record for most wins to 26.
— UFC News (@UFCNews) January 14, 2024
His 18 finishes rank 2nd in UFC history behind Charles Oliveira's 20.
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UFC勝利数26(歴代1位)・UFC最多出場記録43(歴代1位)を一本勝ちでマークした40歳のミラーは、「誕生日おめでとう、ママ。相手を疲れさせたのが良かった。UFC300? 3カ月あるから準備するよ」と語ると、驚くべき名前をオクタゴンの中でコールアウトした。