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【UFC】アンカラエフがウォーカーとの再戦でKO決着、UFC最多出場記録のジム・ミラーが一本勝ちでUFC最多勝利数26「UFC300も出る」、バティスタがシモン下し6連勝! アルロフスキーが4連敗。ケイプは体重超過で試合中止

2024/01/14 09:01
【UFC】アンカラエフがウォーカーとの再戦でKO決着、UFC最多出場記録のジム・ミラーが一本勝ちでUFC最多勝利数26「UFC300も出る」、バティスタがシモン下し6連勝! アルロフスキーが4連敗。ケイプは体重超過で試合中止

因縁の再戦は、メインでアンカラエフがウォーカーを右でKO(C)Zuffa LLC/UFC

 2024年1月13日(日本時間14日)、米国ネバダ州ラスベガスのUFC APEXにて『UFC Fight Night: Ankalaev vs. Walker』が開催された。

 前日計量では、マネル・ケイプがウィルス感染の影響により、3.5ポンド(1.58kg)の体重超過、対戦相手のマテウス・ニコラウ陣営がキャッチウェイト戦を承諾せず、試合が中止となっている。

 大会の模様は、日本時間14日(日)朝6時(予定)にスタートのプレリムが、UFC公式サイトおよびYouTube公式チャンネルでライブ配信されたほか、プレリムと9時に始まるメインカード5試合を含む全試合が『UFC FIGHT PASS』ならびに『U-NEXT』でライブ配信された。

UFC Fight Night: Ankalaev vs. Walker 速報

2024年1月13日(日本時間14日)UFC APEX
米国ネバダ州ラスベガス

▼ライトヘビー級 5分5R
〇マゴメド・アンカラエフ(ロシア)18勝1敗(UFC10勝1敗)204.5lbs/92.76kg
[2R 2分42秒 KO] ※右ストレート

×ジョニー・ウォーカー(ブラジル)21勝8敗(UFC7勝5敗)205.5lbs/93.21kg

 ライトヘビー級5分5R。3位のアンカラエフと、7位のウォーカーが、2023年10月のアブダビ大会で初回ノーコンテストで終わった試合の再戦に臨む。

 ライトヘビー級5分5R。3位のアンカラエフと、7位のウォーカーが、2023年10月のアブダビ大会で初回ノーコンテストで終わった試合の再戦に臨む。

 ダゲスタン出身のアンカラエフは31歳。2014年のMMAデビューから9連勝で、2018年3月にUFCデビュー。

 初戦こそポール・クレイグに残り1秒での逆転一本負けしたものの、以降は19連勝。2022年12月にイリー・プロハースカが返上したライトヘビー級王座決定戦に出場も、元王者ヤン・ブラホビッチに1-1ドローで戴冠ならず。2023年10月にジョニー・ウォーカーと対戦し、反則のヒザ蹴りによるドクターストップで試合がノーコンテストとなっていた。

 ライトヘビー級王座は、2023年12月のグローバー・テイシェイラvs. ジャマール・ヒルで再度「決定戦」が組まれ、判定勝ちしたヒルがDWCS出身初の王座についている。

 ムエタイ出身のウォーカーは、UFCデビューから3連勝でランキング入り。しかし4戦目でコーリー・アンダーソンに1RKO負けを喫すると、ムラのある戦いぶりで1勝4敗。イオン・クテラバ、ポール・クレイグ、アンソニー・スミスを相手に再び3連勝をマークし、前戦のアンカラエフ戦で反則のヒザ蹴りを受け、ドクターからの「いまどこにいる?」の問いに「砂漠だ」と答え、試合ストップ(NC)となっている。31歳。

 今回はメインイベントでのダイレクトリマッチとなる。

 1R、サウスポー構えで入るアンカラエフ。オーソのウォーカーはバックフィストから後ろ廻し蹴り。しかしアンカラエフも下がりながら右を突き、右カーフも。

 ウォーカーは長い蹴りのブラジリアンキック。さらにバックフィストとトリッキーな立ち技。かわすアンカラエフは徐々に詰めてウォーカーの入りに左ストレートを当てる。右前蹴りを腹に突くウォーカー。詰めるアンカラエフの右はかわす。オーソに戻したウォーカーにワンツーから右ローを当てるアンカラエフ。左インローも左足に突く。サウスポー構えになるウォーカーに右インローのアンカラエフの蹴りがローブローに。

 中断から再開で、左前蹴りをボディに突くアンカラエフ。ウォーカーはカポエイラのジンガのステップを見せてホーン。

 2R、1R同様にかかと落としを見せるオーソのウォーカー。構わず詰めるサウスポー構えのアンカラエフは、左ボディストレート、左インロー。そこに左回りで外を取りに行くウォーカー。圧力をかけるアンカラエフは、オーソに戻して左ジャブ。ウォーカーがサウスポー構えにスイッチする。

 ウォーカーは、半身で右を突いて足払い気味に右ローも、そこにアンカラエフは、右ストレート! ダウンしたウォーカーに中腰で的確に右のパウンドを顔面に打ち込み、ウォーカーが顔面を左手で覆ったところでレフェリーが間に入った。

 ブラホビッチ戦のドロー、ウォーカーとの前戦のノーコンテストを挟みながらもUFC12試合負けなしのアンカラエフは、「(10月の)アブダビ後からずっと待っていた。そろそろタイトルに挑ませてほしい。誰もが俺に1Rから挑んでくるが、忘れてはならないのは、“ハンター”が俺で相手が“獲物”ということだ」と王座挑戦をアピールした。

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