因縁の再戦は、メインでアンカラエフがウォーカーを右でKO(C)Zuffa LLC/UFC
2024年1月13日(日本時間14日)、米国ネバダ州ラスベガスのUFC APEXにて『UFC Fight Night: Ankalaev vs. Walker』が開催された。
前日計量では、マネル・ケイプがウィルス感染の影響により、3.5ポンド(1.58kg)の体重超過、対戦相手のマテウス・ニコラウ陣営がキャッチウェイト戦を承諾せず、試合が中止となっている。
大会の模様は、日本時間14日(日)朝6時(予定)にスタートのプレリムが、UFC公式サイトおよびYouTube公式チャンネルでライブ配信されたほか、プレリムと9時に始まるメインカード5試合を含む全試合が『UFC FIGHT PASS』ならびに『U-NEXT』でライブ配信された。
UFC Fight Night: Ankalaev vs. Walker 速報
2024年1月13日(日本時間14日)UFC APEX
米国ネバダ州ラスベガス
▼ライトヘビー級 5分5R
〇マゴメド・アンカラエフ(ロシア)18勝1敗(UFC10勝1敗)204.5lbs/92.76kg
[2R 2分42秒 KO] ※右ストレート
×ジョニー・ウォーカー(ブラジル)21勝8敗(UFC7勝5敗)205.5lbs/93.21kg
ライトヘビー級5分5R。3位のアンカラエフと、7位のウォーカーが、2023年10月のアブダビ大会で初回ノーコンテストで終わった試合の再戦に臨む。
ライトヘビー級5分5R。3位のアンカラエフと、7位のウォーカーが、2023年10月のアブダビ大会で初回ノーコンテストで終わった試合の再戦に臨む。
ダゲスタン出身のアンカラエフは31歳。2014年のMMAデビューから9連勝で、2018年3月にUFCデビュー。
初戦こそポール・クレイグに残り1秒での逆転一本負けしたものの、以降は19連勝。2022年12月にイリー・プロハースカが返上したライトヘビー級王座決定戦に出場も、元王者ヤン・ブラホビッチに1-1ドローで戴冠ならず。2023年10月にジョニー・ウォーカーと対戦し、反則のヒザ蹴りによるドクターストップで試合がノーコンテストとなっていた。
ライトヘビー級王座は、2023年12月のグローバー・テイシェイラvs. ジャマール・ヒルで再度「決定戦」が組まれ、判定勝ちしたヒルがDWCS出身初の王座についている。
ムエタイ出身のウォーカーは、UFCデビューから3連勝でランキング入り。しかし4戦目でコーリー・アンダーソンに1RKO負けを喫すると、ムラのある戦いぶりで1勝4敗。イオン・クテラバ、ポール・クレイグ、アンソニー・スミスを相手に再び3連勝をマークし、前戦のアンカラエフ戦で反則のヒザ蹴りを受け、ドクターからの「いまどこにいる?」の問いに「砂漠だ」と答え、試合ストップ(NC)となっている。31歳。
今回はメインイベントでのダイレクトリマッチとなる。
1R、サウスポー構えで入るアンカラエフ。オーソのウォーカーはバックフィストから後ろ廻し蹴り。しかしアンカラエフも下がりながら右を突き、右カーフも。
ウォーカーは長い蹴りのブラジリアンキック。さらにバックフィストとトリッキーな立ち技。かわすアンカラエフは徐々に詰めてウォーカーの入りに左ストレートを当てる。右前蹴りを腹に突くウォーカー。詰めるアンカラエフの右はかわす。オーソに戻したウォーカーにワンツーから右ローを当てるアンカラエフ。左インローも左足に突く。サウスポー構えになるウォーカーに右インローのアンカラエフの蹴りがローブローに。
中断から再開で、左前蹴りをボディに突くアンカラエフ。ウォーカーはカポエイラのジンガのステップを見せてホーン。
2R、1R同様にかかと落としを見せるオーソのウォーカー。構わず詰めるサウスポー構えのアンカラエフは、左ボディストレート、左インロー。そこに左回りで外を取りに行くウォーカー。圧力をかけるアンカラエフは、オーソに戻して左ジャブ。ウォーカーがサウスポー構えにスイッチする。
ウォーカーは、半身で右を突いて足払い気味に右ローも、オーソ構えになっていたアンカラエフは、そこに右ストレート! ダウンしたウォーカーに中腰で的確に右のパウンドを顔面に打ち込み、ウォーカーが顔面を左手で覆ったところでレフェリーが間に入った。
The score has been settled 😤
— UFC (@ufc) January 14, 2024
Magomed Ankalaev puts an end to this one with a second round KO! #UFCVegas84 pic.twitter.com/Z2fnsp3N4i
ブラホビッチ戦のドロー、ウォーカーとの前戦のノーコンテストを挟みながらもUFC12試合負けなしのアンカラエフは、「(10月の)アブダビ後からずっと待っていた。そろそろタイトルに挑ませてほしい。誰もが俺に1Rから挑んでくるが、忘れてはならないのは、“ハンター”が俺で相手が“獲物”ということだ」と王座挑戦をアピールした。
#UFCVegas84 Official Result: Magomed Ankalaev (@AnkalaevM) defeats Johnny Walker by Knockout at 2:42 in Round 2.
— UFC News (@UFCNews) January 14, 2024
All Fight Results ➡️: https://t.co/f66jxICFhN
LONGEST ACTIVE @UFC UNBEATEN STREAKS
— UFC News (@UFCNews) January 14, 2024
19 - Jon Jones
13 - Leon Edwards
13 - Islam Makhachev
12 - Magomed Ankalaev (@AnkalaevM)
10 - Belal Muhammad
Ankalaev is now tied for 4th in @UFC light heavyweight history with six knockouts.#UFCVegas84 Results ➡️: https://t.co/f66jxICFhN
Magomed Ankalaev has only one thing on his mind after tonight's victory 👀 #UFCVegas84 pic.twitter.com/qcxnDHCYHa
— UFC (@ufc) January 14, 2024