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2023年12月31日(日)『RIZIN.45』(さいたまスーパーアリーナ)の第15試合・フェザー級(5分3R)にて、斎藤裕斎藤裕(パラエストラ小岩)がクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)と対戦する。
両者は2021年に対戦機会があったが、クレベルの怪我により実現せず。2年ごしに対戦が決定した。
斎藤は、2023年4月に平本蓮に判定勝ち以来、8カ月ぶりの試合。クレベルは、2023年6月の『RIZIN.43』で400gの体重超過で王座剥奪も鈴木千裕を初回、腕十字に極めると、2023年6月の前戦で元UFCの金原正徳に判定負け。今回が再起戦となる。
今回のカードは、鈴木vs.ケラモフ王座戦前に試合のオファーがあり、ケラモフに勝っている斎藤へのオファーは「鈴木」と「クレベル」の2択だった。アゼルバイジャン大会前の状況で「燃える相手がいい」と斎藤はクレベルを選択していたが、この大晦日に勝って、鈴木と対戦したいと語っている。大晦日連続インタビュー第2弾。
【独占インタビュー】
大晦日連続インタビュー(1)新井 丈
大晦日連続インタビュー(2)斎藤 裕
大晦日連続インタビュー(3)ヒロヤ
大晦日連続インタビュー(4)新居すぐる
大晦日連続インタビュー(5)YA-MAN
大晦日連続インタビュー(6)皇治
大晦日連続インタビュー(7)弥益ドミネーター聡志
大晦日連続インタビュー(8)堀口恭司
大晦日連続インタビュー(9)朝倉海
三角絞めへのスラムはクレベルには効かない
──さきほど公開練習後の囲み取材もありましたので、この個別取材ではまずは、スラムについて伺います。
「スラム……? バスター? あ、越智さんですか。あれはもう、パワーがありましたね。“THE 越智晴雄パワー”すごかった」(※12月10日の『DEEP 117 IMPACT』で越智が佑勢乃花の三角絞めをスラムKO)
──やはり、あれは真似できないですか。
「越智さんはフライ級でやっているからその経験が活きたと思います。ストロー級だと大人と子どもぐらいパワー差がありますので。あれを選択肢に入れたのが勝機ですよね、素晴らしいです」
──三角絞めの得意な相手にスラムをやるというのは……。
「先にハッキリ言っておきますが、クレベルにスラムは効かないですね、ハハハハ! いやもう、あれだけの柔術の本物黒帯なのでスラムする前に足をすくわれると思います。そこに行かせないまでが大事ですね」
──オチを先に言われてしまいました(笑)。さて何はともあれ、予想をしている方々は斎藤選手が有利という声が多く、それももちろん理解できるのですが、改めてピットブル戦を見た時に3Rを見たら、やはりクレベル、難敵だなと感じました。
「そうですね、ピットブルのあの戦い方にクレベルはあれをやるしかないですよね。そういう風に見えました。ピットブルの戦い方が上手ですね。突っ込まないから、今までのがかからないから、クレベルも行くしかなかった」
──行った結果、ピットブルを下にさせたときのパスガードのクレベルのプレッシャーがキツい。ピットブルも巧みに足を戻していましたが。
「クレベルのパスガード、強いと思います」
──となるとやはりご自身が下になるのはリスクが大きいと。
「自分が下になるのはなかなか厳しいですね。下になるくらいだったら上取ったほうがいいです、絶対に」