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【RIZIN】クレベルと対戦する斎藤裕、自分の信じるMMAだから「負けるわけがない」=大晦日連続インタビュー(2)

2023/12/26 14:12
 2023年12月31日(日)『RIZIN.45』(さいたまスーパーアリーナ)の第15試合・フェザー級(5分3R)にて、斎藤裕斎藤裕(パラエストラ小岩)がクレベル・コイケ(ボンサイ柔術)と対戦する。  両者は2021年に対戦機会があったが、クレベルの怪我により実現せず。2年ごしに対戦が決定した。  斎藤は、2023年4月に平本蓮に判定勝ち以来、8カ月ぶりの試合。クレベルは、2023年6月の『RIZIN.43』で400gの体重超過で王座剥奪も鈴木千裕を初回、腕十字に極めると、2023年6月の前戦で元UFCの金原正徳に判定負け。今回が再起戦となる。  今回のカードは、鈴木vs.ケラモフ王座戦前に試合のオファーがあり、ケラモフに勝っている斎藤へのオファーは「鈴木」と「クレベル」の2択だった。アゼルバイジャン大会前の状況で「燃える相手がいい」と斎藤はクレベルを選択していたが、この大晦日に勝って、鈴木と対戦したいと語っている。大晦日連続インタビュー第2弾。 【独占インタビュー】大晦日連続インタビュー(1)新井 丈大晦日連続インタビュー(2)斎藤 裕大晦日連続インタビュー(3)ヒロヤ大晦日連続インタビュー(4)新居すぐる大晦日連続インタビュー(5)YA-MAN大晦日連続インタビュー(6)皇治大晦日連続インタビュー(7)弥益ドミネーター聡志大晦日連続インタビュー(8)堀口恭司大晦日連続インタビュー(9)朝倉海 三角絞めへのスラムはクレベルには効かない ──さきほど公開練習後の囲み取材もありましたので、この個別取材ではまずは、スラムについて伺います。 「スラム……? バスター? あ、越智さんですか。あれはもう、パワーがありましたね。“THE 越智晴雄パワー”すごかった」(※12月10日の『DEEP 117 IMPACT』で越智が佑勢乃花の三角絞めをスラムKO) ──やはり、あれは真似できないですか。 「越智さんはフライ級でやっているからその経験が活きたと思います。ストロー級だと大人と子どもぐらいパワー差がありますので。あれを選択肢に入れたのが勝機ですよね、素晴らしいです」 ──三角絞めの得意な相手にスラムをやるというのは……。 「先にハッキリ言っておきますが、クレベルにスラムは効かないですね、ハハハハ! いやもう、あれだけの柔術の本物黒帯なのでスラムする前に足をすくわれると思います。そこに行かせないまでが大事ですね」 ──オチを先に言われてしまいました(笑)。さて何はともあれ、予想をしている方々は斎藤選手が有利という声が多く、それももちろん理解できるのですが、改めてピットブル戦を見た時に3Rを見たら、やはりクレベル、難敵だなと感じました。 「そうですね、ピットブルのあの戦い方にクレベルはあれをやるしかないですよね。そういう風に見えました。ピットブルの戦い方が上手ですね。突っ込まないから、今までのがかからないから、クレベルも行くしかなかった」 ──行った結果、ピットブルを下にさせたときのパスガードのクレベルのプレッシャーがキツい。ピットブルも巧みに足を戻していましたが。 「クレベルのパスガード、強いと思います」 ──となるとやはりご自身が下になるのはリスクが大きいと。 「自分が下になるのはなかなか厳しいですね。下になるくらいだったら上取ったほうがいいです、絶対に」 [nextpage] 仮想クレベルに最適な相手と練習「明確にイメージができている」、日沖からアドバイスも ──その上で、その前段階のスタンドがキーになる。本誌『ゴング格闘技』NO.329では、大橋忠幸トレーナーとのボクシング練習について取材させていただきましたが、対クレベルのスタンドでの手応えはいかがですか。 「柔術+ムエタイのクレベルに対して、同じような選手はなかなか探してもいないのですが、同じような選手を見つけることができました。毎週スパーリングパートナーとしてやってきました。手足が長い長身でテイクダウンが強く、ヒザもヒジも使えるような選手……これは誰にも言っていないのですが。心強い練習ができて、かなり明確にイメージができている感じがあります」 ──長身で組めてムエタイも出来る選手……その相手との練習を今までやってきたことと組み合わせることができていますか。 「はい、イメージできていて、あとは当日対峙して自分がどう動くかです」 ──クレベルは34歳になって連戦していて、3カ月おきくらいに試合をしています。斎藤選手も連戦した時期がありますが、追い込んで減量してというのを繰り返した場合、ダメージが蓄積しないでしょうか。 「うーん。多分クレベルの場合、試合での怪我とかあまり無さそうなので、どちらかというと気持ちの問題じゃないかと思いますね。ただでさえノっている時とノっていない時の上下がありそうで、それは顔と体を見れば分かりますよね(苦笑)。体を見ていてもやっぱり減量きつそうだなと思います。そこが彼は一番懸念しているところではないですか。自分はまったく問題ないのでベストコンディションでいけます」 ──身体にきているところで金原選手のように上下に散らされると……。 「腹と足ですね、効くと思います」 ──一方、斎藤選手のコンディションはラーメンを1カ月前に断てば問題がないと。 「ベストですね、はい。ラーメン食べたのは、『RIZIN CONFESSIONS』のPRのために食べたので(笑)。11月中だったらという話をしてそうしてもらったので、まったく影響はなかったです。これもプロモーションなので」 ──たしかに、今回も様々な形で試合に向けて発信していますね。大橋トレーナーとの対談でも語っていただいた通り、ここまで練習では、協栄ジムでのボクシングの練習、CUTEでの上田将勝さんとのグラップリングが中心でしたか。 「さきほどの選手との練習に加え、協栄ジムでもリーチの長い180cmのボクサーを呼んでもらっていました。体重は少し自分より重い方ですが。あとはCAVEで、柔術黒帯のジェシー(・マルンバーグ)先生のクラスで雅(駿介)くんや井村(塁)くん、(原)虎徹っちゃんとやっていました。どれだけ万全にやっても当日どう動くかは分からない。試合は水物なので。やってきたこと信じてやるだけですよね。今回も行けると思っています」 ──自分の信じるMMAだから……。 「負けるわけがない。そう思っています。負けるわけがない!」 ──MMAで一本負けをしたことはないですよね。秋田で一度だけ見ていますが、ピュアグラップリングでした。 「中村大介さんですね。パワーが強かった。そして体重差が結構ありましたね。QUINTETは無差別の勝ち抜き戦なので。76kgとか77kgありましたからね」 ──これまでに試合で一本負けが無く、ディフェンス力の高さには自信がありますか。 「クレベルほど柔術に特化していないけれど、18歳のときから、道衣を着て練習していましたから。パラエストラグループとしての、そのときの代表に道衣を買わされて(笑)、『意味あるのかな?』なんて思いながらやってきて。そういう基礎的なものはあると思っています。あと、日沖発さんから連絡をもらって、クレベル戦のちょっとしたアドバイスとかいただいて、『陣営で立てている作戦もあると思うから、頭の片隅に入れるくらいでいいけど、こういうところを気をつけたら』という、温かいメッセージをいただいて」 ──日沖選手とはそういう連絡があるほどに交流していたのですね。 「名古屋に行ったときは挨拶しに行くようにしていて、練習も2回くらいありますね」 ──三角絞めの名手でもあります。 「そうでうね、すごい親身で素敵な方ですね。透暉鷹選手のPANCRASEの試合で来ると言っていたのですけど。『2週続けて楽しみがあるから、ありがとう』みたいに言われて、『いやいや、こちらこそありがとうです』と」 ──先のことを言うと鬼が笑うかもしれませんが、この大一番を越えたら、フェザー級の王座戦線にからみます。その場合、タイトルマッチは鈴木千裕戦でも、金原正徳戦戦でも? 「そうですね。ただ、鈴木選手は絶対に僕とやったほうが絶対いいと思います。早いうちに僕とやったほうがいい」 ──その真意は、また試合後にうかがいます。大晦日の試合、楽しみにしています! 「はい。ぜひファンの皆様も会場で、PPVでお楽しみください。応援よろしくお願いします!」
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