MMA
インタビュー

【ONE】4年ぶり日本大会に向け、チャトリCEO「年に2回開催は“やりたい”ではなく“やる”」「日本人選手にチャンスがあるがレベルアップが必須」「ONEルールは北米で続々認可されている」「日本の団体と共催は無いけど──」

2023/12/18 12:12

平田樹、三浦彩佳、若松佑弥、そして山北渓人への期待

――アンジェラがいた女子アトム級には、日本では平田樹選手がいます。彼女は日本大会出場の可能性はいかがでしょうか。

「イツキ・ヒラタは才能がある、いい選手でチャンスを持っているけど、世界トップレベルでは勝てない。いつも負けている。だからレベルアップが必要だ。スキルが十分じゃない。そこでどうレベルアップするか。練習環境を整えて、いいコーチのもと、いい練習相手と練習してレベルアップすれば、イツキはチャンピオンになれる可能性だってある」

──女子ストロー級では三浦彩佳選手が11月にメン・ボーを1R“あやかロック”で極めました。同じくTRIBEの若松佑弥選手が7月にシェ・ウェイに1R TKO勝ち。10月に手塚裕之選手がジン・テホに1R一本勝ち3月に和田竜光選手、山北渓人選手も勝利しています。立ち技では秋元皓貴選手、内藤大樹選手の日本大会での動向も気になります。

「もう少し待っていてほしい(笑)。怪我などの確認もあるから調整して。たしかに軽い階級にはチャンスがある。いま名前が出たユウヤ・ワカマツにはずっと期待しているし、ONEデビューしたケイト・ヤマキタもすごく良い選手だ」

――第2弾の発表を待つことにします。ところで、5月にONEのグローバル・ルールセットが米国コロラド州で適用されて、大会が開催されました。その後、ジョージア州でも認められたという報道を見ました。いわゆるユニファイドルールがある米国のなかで、ONEのグローバル・ルールセットの認可も拡大しているのでしょうか。

「その通りで、実はコロラド、ジョージアのみならず、ほかの州でもONEのグローバル・ルールセットは認可されています。ある程度まとまってきたら、発表するつもりです。そういったこともあり、2024年には年間最低でも61大会を開催する予定です。アジア、米国のみならず、欧州、カタールでも大会(3月1日)が決定しており、スケジュールはこれから発表していきます」

――そんな中で、1月28日の日本の大会に期待することはどんなことでしょうか。

「ロッタンと武尊が戦う。世界トップのスキルを持つ2人が、KOを目指してガンガンいく、そんなONEの戦いを見てほしい。絶対に完売するよ。だってビッグファイトだから。日本のファンは日本の選手を見たいと願うけど、日本人選手がONEで勝てない状況があるなか、武尊には大きなチャンスだ。武尊と青木の試合以外にも、ONEらしい魅力的なカードを組む予定だから、第2弾のカード発表にも期待していてほしい」

――「日本の選手を見たがる」というなかで、かつて修斗とPANCRASEが対抗戦をしたように、日本のプロモーションとクロスプロモーションをすることもありうるでしょうか。

「共催は無いです。そういうビジネスモデルじゃないから。ONE Championshipは自分たちの大会だからね。でも4年前のイベントで選手たちは、修斗とPANCRASEの王者同士が戦った。いい試合になるなら、それはMMA、立ち技含め、そういう形はまだオープンですね」

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