▼第3試合 ストロー級 5分2R
△根井博登(パラエストラ千葉)
[判定0-1] ※17-20-17, 19-19×2
△黒部和沙(TRIBE TOKYO MMA)※デビュー戦
プロライセンス取得可能となる17歳の高校生同士のマッチアップが実現。ストロー級で根井博登(パラエストラ千葉)と黒部和沙(TRIBE TOKYO MMA)が対戦する。
17歳ながら既にコンプリートファイターとしての片鱗を魅せる根井博登は、2023年4月大会でプロデビュー。大田ノヒロを1R リアネイキドチョークで極めると、聖地初登場となった7月の後楽園ホール大会では、驚異の“キープムービング”で関係者のみならず修斗通をも唸らせる試合運びを見せつけて、里見拓磨に判定勝利した。
そんな根井の対戦相手となるのが、こちらも現役高校生の黒部和沙。
黒部は、2022年年末に行われたEXトーナメント・フライ級で落ち着いた試合運びと強いテイクダウンで準優勝。優勝の新里昭悟(Theパラエストラ沖縄・コザ)らとともにプロライセンスを獲得している。
多くのトップファイターを輩出するパラエストラ千葉NWと練馬TRIBE・長南組が自信を持って送り出す新世代のニューカマー。次々世代の台頭を予感させるに充分な“ジェネレーションZ”対決に注目だ。
1R、右で詰める黒部にサウスポー構えの根井はシングルレッグ。引き込み際の根井は右オーバーフックからラバーガードへ。回り正対し、コーナーに頭を押し込むが、下の根井もオモプラッタもブレーク。
スタンドで詰める黒部に、根井はセインチャイキック、再び引き込み。腰を抱いた黒部の左手を巻き込んでオモプラッタ、ゴゴプラッタを狙う。
2R、左ストレートを突く根井に黒部は圧力かけてダブルレッグテイクダウン! 「マットに手を着くな」と徹底の指示。ブレーク。スタンドから先にダブルレッグテイクダウンは根井。すぐにマウントから腕十字も、根井はクラッチして上になり、足をかけさせずにパウンド。
さらにハーフに、根井はバギーチョーク狙いも腕を入れている黒部はインサイドガードからヒジ。パスから肩固め狙い、バックから4の字ロックでチョーク狙いゴング。
熱戦の判定は1者20-17で黒部を支持も、2者19-19の1-0でドローとなった。
[nextpage]
▼第2試合 フライ級 5分2R
×前田壮吉(リバーサルジム横浜グランドスラム)
[1R 2分37秒 KO] ※右ストレート
〇古賀優平(TRIBE TOKYO MMA)
前田は2023年4月に輝龍とドロー。古賀はNEXUSで3連敗後、5月に大竹陽に2R TKO負け。
1R、ともにオーソドックス構えから右の打ち合い、前田は首相撲ヒザを突くと、古賀もヒジ・ヒザを返す。中央に戻り向き合いから、古賀は右ストレート! 前田が後方に倒れ、レフェリーがすぐに止めた。
古賀は「今までいろんな人に面倒を見てもらって最高の気分です。後輩が出るので応援よろしくお願いします」と語った。