▼第7試合 キックボクシング 3分3R
〇プラジャンチャイ・PK・センチャイジム(タイ)
判定3-0
×アクラム・ハミディ(アルジェリア)
プラジャンチャイは元ラジャダムナンスタジアム認定フライ級王者、元ルンピニースタジアム認定バンタム級&スーパーバンタム級王者。ボクシングでもWBAサウスアジア・バンタム級&フェザー級王座に就いている。スピードがあり、ハイレベルなテクニシャンタイプの現代ムエタイトップファイターの一人。
2021年7月のONE初参戦で、いきなりサムエーに挑戦して判定勝ちでストロー級ムエタイ世界王座に就いたが、2022年5月の初防衛戦でジョセフ・ラシリにTKO負けで陥落。2023年1月の『ONE Friday Fights 1』で再起戦を行い、コンペットに勝利すると、6月の『22』ではサムエーをヒジ打ちでKOして暫定ストロー級ムエタイ世界王座に就いた。戦績は340勝52敗3分。ボクシングは3戦全勝。
ハミディは2018年9月のK-1に来日し、武居由樹と対戦したが初回TKO負け。しかし、その後は9連勝を飾り、その中にはRISEに参戦したフレッド“The Joker”コルデイロ、K-1に参戦したサンベル・ババヤンから奪った白星もある。2022年4月に一度連勝がストップするも、その後は5連勝中。6月の『ONE Friday Fights 22』ではジョムホートから右ハイキックで2度のダウンを奪い、最後は左ボディでとどめを刺した。戦績は29勝(18KO)4敗1分。
1Rから左右フックで前に出るプラジャンチャイ。右ミドルを蹴るハミディにプラジャンチャイは右ローを返す。プラジャンチャイが右ローからワンツーを顔面とボディに打ち分け、右ローを徹底的に蹴っていく。ハミディも右ローを返し、右ローの蹴り合いとなる。プラジャンチャイは右カーフも。
2R、ワンツーをヒットさせていくプラジャンチャイにハミディは右ロー。そしてハミディもワンツーを打つ。ハミディの左ボディにはプラジャンチャイが右を返す。プラジャンチャイの左右ミドルハイにハミディは右ローを蹴り返していく。右ストレートを同時に放ち、プラジャンチャイが返しの左フックでダウンを奪う。
3R、プラジャンチャイのワンツーにハミディも足を止めて打ち合う。プラジャンチャイは離れて左右ミドル。ハミディは前へ出るがプラジャンチャイは流しモード。左ミドルと前蹴りで距離をとり、ハミディが近付くと首相撲に持ち込んでのヒザ。残り1分を前にプラジャンチャイが右を打ち込んでダメ押しの印象を与える。ハミディはローを蹴っていくが、プラジャンチャイは右のパンチを打って一方的には攻撃を受けないようにする。