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レポート

【ONE】ロッタン敗れる、体重超過のスーパーレックがヒジでダウンを奪い勝利。武尊「早くここで戦いたい」。スアキムが復活の初回KO勝ちでWボーナス、セクサンがまたも熱闘勝利、ムアンタイとヨードレックペットが大激闘、クラップダム初回TKO勝ち

2023/09/22 23:09
【ONE】ロッタン敗れる、体重超過のスーパーレックがヒジでダウンを奪い勝利。武尊「早くここで戦いたい」。スアキムが復活の初回KO勝ちでWボーナス、セクサンがまたも熱闘勝利、ムアンタイとヨードレックペットが大激闘、クラップダム初回TKO勝ち

(C)ONE Championship

ONE FRIDAY FIGHTS 34
2023年9月22日(金)タイ・ルンピニースタジアム
※ABEMA「格闘チャンネル」でLIVE配信

▼第11試合 キャッチウェイト(140 LBS)ムエタイ 3分3R
×ロッタン・ジットムアンノン(タイ)
[判定0-3]
〇スーパーレック・ギャットムー9(タイ)※体重超過


 ロッタンは2018年3月にスアキムを破り日本でも名が知られるようになり、同年6月にRISEに初来日。那須川天心とRISE世界フェザー級王座を争い、延長戦の末に敗れるも那須川を追い詰めて一躍人気選手となった。同年9月からONEに参戦し、2019年10月にボルター・ゴンサルベスを破りONEムエタイ世界フライ級王座に就いた。同王座は4度の防衛に成功。


 2023年1月にはジドゥオ・イブに判定勝ちし、ONEの立ち技では12戦全勝だが、2022年3月にデメトリアス・ジョンソンとMIXルールで対戦し、2RのMMAルールでリアネイキドチョークにより敗れた。戦績は270勝42敗10分。


 スーパーレックは、ルンピニーのフライ&バンタム級王座、WBCムエタイ世界スーパーフェザー級王座のほか数多くのタイトルを獲得した名選手。2012年にはタイのスポーツ省が認定するムエタイMVPにも選ばれている。2017年6月、2018年8月と2度来日経験があり、ヤスユキにハイキックでKO勝ち、小川翔にヒジによるカットでTKO勝ちと圧倒的な強さを見せつけた。


 ONEでは2020年7月大会でONEムエタイ世界フライ級1位にいたパンパヤックを判定3-0に破り、変わらぬ実力を発揮。2021年2月にイリアス・エナッシが保持するONEフライ級キックボクシング世界タイトルに挑んだが、判定3-0で敗れている。2022年の「ムエタイ・フライ級ワールドGP」では決勝へ進出するも、パンパヤックと両者が体重オーバーとなり、判定2-1で勝利するも優勝者は無しという珍事となった。2023年1月にダニエル・プエルタスに勝利してONEフライ級キックボクシング世界王者となり、3月にはダニエル・ウィリアムスをKOして初防衛に成功するなど現在9連勝中。戦績は135勝29敗4分。


 当初この試合はロッタンが保持するONEフライ級ムエタイ世界王座を懸けたタイトルマッチで行われる予定だったが、スーパーレックが前日計量で5ポンド(約2.27kg)の体重オーバー。これによりタイトルマッチは成立せず、試合は140ポンド(-63.50kg)のキャッチウェイト、3分3Rのスーパーファイトとして行われることになった。


 1R、前蹴りはスーパーレック。前に出ようとするロッタンにスーパーレックは右ロー。ロッタンのパンチをかわしたスーパーレックは右ヒジを繰り出すがこれは空を切る。強い右ローを蹴るスーパーレックだが、ロッタンはその蹴り足をキャッチしての右フック。スーパーレックはパンチやヒジを繰り出し、最後は必ず左ローを蹴る。接近して左右フックを繰り出すロッタンをヒジで迎え撃つスーパーレックだが、ロッタンの左縦ヒジでスーパーレックが流血。ドクターチェックとなる。


 スーパーレックの金髪が赤く染まっていき、両者はヒジの打ち合い。スーパーレックは右ハイを繰り出すが、ロッタンはかわす。スーパーレックは大流血で顔面が赤く染まる。


 2Rも強い右ローを蹴るスーパーレックにロッタンは右フックを当てながら前へ出る。スーパーレックはパンチを打ってすぐに右ロー。ロッタンは右ローを蹴らせてすぐに左縦ヒジをリターン。ならばとスーパーレックはテンカオに行く。スーパーレックの左フックにロッタンは左ヒジ。ヒジからヒザ、さらに右ヒザの連打から右の縦ヒジを叩きつける。これでロッタンがダウン!


 ダウンじゃないと抗議するロッタンだがカウントが数えられる。一気にヒートアップする両者。スーパーレックはヒザ蹴りからヒジ打ち、さらに右ロー。ロッタンは左フックから打ち合いに行く。スーパーレックの左右フックをもらってもカモンゼスチャーをするロッタン。


 3R、前に出るロッタンがヒジを叩きつけ、組むとスーパーレックを投げ飛ばす。スーパーレックは構えているロッタンの両腕をつかんでのヒザ。これを多用する。ロッタンは左右フックとヒジで前へ出るが、スーパーレックは組み付く。さらに両腕つかみでロッタンの動きを封じる。突き放しての右ミドル。


 ロッタンは左右ボディ、スーパーレックはヒザ。スーパーレックは右ローの連打からロッタンが近付くと首相撲に持ち込んでのヒザ。ロッタンはパンチを打たせてもらえない。両腕つかみからロッタンを突き飛ばし、ヒザを入れるスーパーレック。残り10秒になるとスーパーレックが逃げ切り体勢に入り、ロッタンは最後まで前へ出て攻めるが試合終了。


 両者は抱き合い、サムズアップをして互いの健闘を称え合う。判定は3-0でダウンを奪ったスーパーレックの勝利に。勝者のスーパーレックは「チームと話し合って階級を変えるのか、このままにするのかを決めたい」と話した。


 試合を現地で観戦し、ABEMAの中継にゲスト出演した武尊は「複雑な気持ちです。スーパーレックが凄い強かったので。2人の試合見るのも初めてだったし、ONEの会場来るのも初めてだったので。どんな感じなのかなって観ていたんですけれど、お互い気持ちが凄い強いと感じました。全体を通してですけれど、みんな生きるか死ぬかの戦いをやっている選手たちばかりだったので元気をもらったと言うか、ここで戦いたいと思いましたね。


 今日の大会を見てちょっと感動しました。日本の大会も盛り上がっているし、いい試合たくさんあるんですけれど、なんかそことはちょっと違う本当に命を懸けた戦いだったので、僕がやりたい戦いってこういう戦いだなって思いました。早くここで戦いたいですね。(OFGは)ダウン率が高いし、みんな顏がボロボロになる。スポーツとしてと言うか動物と動物の命の奪い合いくらいの気迫を感じたので凄い僕は魅力的に感じました」と、早くONEで戦いたいと語った。

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