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2023年9月16日(日本時間17日)、米国ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナにて「ノーチェUFC」(「UFC Fight Night: Grasso vs. Shevchenko 2」が開催される。現地15日に行われた前日計量は全選手がパスした。
Noche UFCと名付けられた今大会は、メキシコ独立記念日である「9月16日」に開催される。スペイン語で「夜」を意味する今回のFight Nightでは、メキシコ人コミュニティのファンとファイターを称える同大会の初開催を記念して、UFC世界女子フライ級王者のアレクサ・グラッソに特別な “トライブ・ベルト1号”が贈られた。
メキシコ初のUFC女子世界王者のグラッソは、前王者ヴァレンティーナ・シェフチェンコを相手にダイレクトリマッチでフライ級王座を初防衛できるか。
UFCが2023年の第4四半期にメキシコシティに、最先端のMMAトレーニングおよび育成施設である「UFCパフォーマンス・インスティテュート・メキシコ」をオープンするほど注力するなか、一時は王座に3人が君臨したメキシカンファイター。
しかし、フライ級世界王者だったブランドン・モレノが7月にアレッシャンドリ・パントージャにスプリット判定で敗れて王座陥落。フェザー級暫定王者のヤイール・ロドリゲスもアレクサンダー・ヴォルカノフスキーとの王座統一戦で敗れ、現在ではグラッソが持つ女子フライ級のベルト一本のみとなっている。
グラッソは、今回の特別なトライブ・ベルトとともに、黄金のベルトを守ることが出来るか。
またメインカードのバンタム級戦では、17歳でコンテンダーシリーズで勝利し、UFC最年少契約となったメキシコ系米国人のラウル・ロザス・ジュニア(18歳・MMA7勝1敗・UFC1勝1敗)が出場。MMA14勝3敗(UFC0勝1敗)のテレンス・ミッチェル(米国)と対戦する。
第1試合では、元K-1ファイターでKANAと1勝2敗の熱闘を繰り広げた“サンダー”ヨセフィン・ノットソン(スウェーデン)が、「ROAD TO UFC」「コンテンダーシリーズ」を経て、UFCデビュー戦に臨む。
また、フライ級では平良達郎とも対戦したエドガー・チャイレス(メキシコ)が、ダニエル・ラセルダ(ブラジル)とプレリムで相まみえる。
大会の模様は、日本時間17日(日)朝8時にスタート予定のプレリムが、UFC公式サイトおよびYouTube公式チャンネルでライブ配信されるほか、11時に始まるメインカード6試合を含む全試合が『UFC FIGHT PASS』ならびに『U-NEXT』でライブ配信される。