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2023年9月10日(日)東京・ニューピアホールで「DEEP TOKYO IMPACT 2023 5th ROUND」が開催されている。前日計量は9日12時30分から、都内にて行われた(※10日17時30分から「DEEP JEWELS 42」開催)。
昼のDEEPメインは、バンタム級のDJ.taiki vs.上田直毅。福岡でファイトキャンプを行い「その成果を出したい」というDJ.taikiに対し、初のメインイベント出場の上田直毅は「いい勝ち方して次に繋げたい」と意気込み。
セミでともに再起戦となるフェザー級の五明宏人は「死ぬ気でやってきたことを本番で出したい」、対する劉獅は、「勝つのは当たり前でブッ倒す」とともに必勝宣言した。
また、異例の第8試合でアマチュア戦を戦うBreakingDownの“勾配ニキ”こと信原空は、DEEPデビュー戦に向け「海さんも頑張るんで、ちゃんとMMAをしてボコボコにしたい。バラバラにしてやんからな。勾配きちいど」と、対戦相手のMr.サタンに額を押し付けて圧勝を予告した。
DEEP TOKYO IMPACT 2023 5th ROUND 速報
2023年9月10日(日)ニューピアホール
開場/12:00 開始/12:30
【対戦カード】
▼第14試合 メインイベント DEEP バンタム級 5分3R
〇DJ.taiki(パンクラスイズム横浜)61.55kg
[判定3-0] ※30-27×29-28×2
×上田直毅(パラエストラ東京/インプルーブ株式会社) 61.55kg
DJ「今回の試合のために福岡で合宿をしてきたので、その成果を出したいと思います」
上田「初メインでいい勝ち方して次に繋げられるようにします」
DJは、2004年4月にキックボクシングでプロデビュー後、同年10月からMMAに出場。DEEP、DREAM、PANCRASEに参戦し、シュートボクシングやK-1にも出場。2013年4月に前田吉朗にTKO勝ちでDEEPバンタム級王座を獲得し、翌年2月に返上。2022年5月の『DEEP 107 IMPACT』で、COROとDEEPバンタム級暫定王者決定戦を争うも、僅差の判定負け。3月25日の前戦では、寝技師・鹿志村仁之介に判定勝ちで再起を遂げている。
対する上田は、小学生から始めた空手でグローブ空手も経験。パラエストラ東京で柔術、キッズ修斗にも出場している。ZST等で2019年から2022年まで6連勝も、2022年1月の石渡伸太郎興行で現UFCの風間敏臣に一本負け。しかし12月のDEEP大阪で増田拓真に一本勝ちで再起。2023年5月の前戦では、福島啓太にカウンターの右ストレートでダウンを奪うなど判定勝ちで、2連勝中。MMA10勝6敗2分で、5つの一本勝ち、5つの判定勝ちと組みを軸に粘り強い戦いでバンタム級上位進出を狙う。
1R、サウスポー構えのDJに上田は右の蹴りでの入り。右を振って詰めてシングルレッグも切るDJは、スイッチしての右ローさらに上田の入りに左を狙う。
2R、左右で詰めて左で差して押し込むDJは、右も差して両差しから小外がテイクダウン! 下の上田は腕十字を狙うが、しっかり察知するDJは、上田の下からの蹴り上げをさばいて圧力。下からも鉄槌を突く上田だが、中央に両ヒザ立ちのDJは細かいパウンド。いったん体を放して上から足に蹴りを放つ。
3R、上田の入りに左を当てるDJ。上田もワンツーの右がかすめる。左を振ってダブルレッグテイクダウンの上田も、首を抱えたDJが下からパウンド。首を抜いた上田は上からパウンド。
一瞬、背中見せて立とうとするDJの背中に乗ろうとした上田だが、前に落とそうとするDJ。左腕を十字に狙いながら下になる上田は三角絞めも狙うが、またいで極めさせないDJが上からパウンド。立つ上田も左右を振るがDJがさばいてゴング。
判定は3-0(30-27, 29-28×2)でDJが危なげなく勝利。「今日は14試合、来てくれてありがとうございます。このなかで別の選手の応援で来て、いま残ってくれている人いますか? よく残ってくれたね。ほんとうにありがとう。10年前の動きを見て比べるとがっかりするけど、佐伯さんが引退興行を組んでくれるまで頑張ります!」と、大きな笑顔で語った。