▼第13試合 セミファイナル DEEP フェザー級 5分2R
〇五明宏人(トラフォース赤坂)66.3kg
[1R 4分59秒 TKO] ※左ストレート→パウンド
×劉獅(KIBA マーシャルアーツクラブ)66.2kg
五明「前回と前々回と負けてしまって、そこからの再起戦になるので、練習は死ぬ気でやってきたので本番で見せたいと思います」
劉獅「前回、松嶋こよみ選手というビッグチャンスを掴めず、ほんとうに悔しい思いをしました。今回も五明選手というタイトルマッチ経験のある強敵、格闘家として強い選手と出来ることは光栄で嬉しいことです。勝つのは当たり前でブッ倒します」
トライフォース赤坂の五明は、2022年3月のフューチャーキングトーナメントで優勝し、5月のプロデビューから3戦全勝。わずか9カ月で王座戦に抜擢された。
2019年度の全日本空手道選手権大会男子個人組手で優勝の実績を持つ五明は、2022年5月のプロデビュー戦で佐藤勇駿に判定勝ちすると、8月にはゲオ・レバナに左ストレートを効かせての高速ラッシュで42秒、TKO勝利。11月には、アマチュアルーキー時代の朝倉未来に腕十字で一本勝ちの戦績を持つTATSUMIを相手に、1R 1分55秒、TKO勝ち。
2023年2月には「DEEPフェザー級暫定王者決定戦」を神田コウヤと争い、判定5-0で敗れ、プロ4戦目での戴冠はならなかった。2023年7月の前戦では海飛との空手対決でスプリット判定負け。強豪相手に2連敗中。
対する劉獅こと高塩竜司は、元栃木県警職員で2015年12月のDEEPフューチャー キングトーナメントライト級優勝。2018年に神田コウヤを右ストレートからのパウンドでTKO、2019年に樋口武大の寝技を凌いでトップからのパウンドでTKO勝ちを収め、2020年には朝倉未来一年チャレンジの西谷大成に判定勝利している。
2022年は3月に高野優樹に判定負け後、7月に鷹辰に1R、カットによるドクターストップで勝利。9月に拓MAXにスプリット判定勝ちで2連勝も、12月にTRIBEの狩野優に判定負け。2023年7月大会で、3日前の緊急オファーを受けて、68kg契約で松嶋こよみと対戦も1R TKO負け。
打って組みたい劉獅と、自分だけが当てたい五明。ともに再起をかけて、2カ月間隔での試合に臨む。
1R、喧嘩四つから五明のインローがローブローに。再開。左の蹴りの五明に右ミドルをかすめる劉獅は組んで右で差して得意の支え釣り込み足で投げ! そのままサイドを奪うとバックテイク、リアネイキドチョーク狙い。亀に戻して中腰で前に落とした五明は鉄槌1発もすぐにシングルレッグから立つ劉獅。スタンドで再び左の蹴りは五明も、2発目が再びローブローに。中断。
五明に警告、再開。左のロー、ミドル、ヒザ蹴りを当てる五明に、右ミドルで対抗し、入りに右を当てる劉獅だが、五明は左三日月蹴りを効かせて前に出ると、劉獅の右に左を合わせて腰を落とさせる!
立て直し腕を手繰ろうとする劉獅にさらに左を効かせてパウンドラッシュ! 崩れつつも足を掴みに行く劉獅だが、五明はパウンドで1R 残り1秒で試合を決めた。
試合後、五明は「トライフォース赤坂で3連勝、嬉しいです。倉本さん、陸斗さん、ヒロヤさん、藤野さんと続きますので応援よろしくお願いします。青井人選手、前回、試合が出来ずすみません。BLACKCOMBATとの対抗戦、応援しています。またお願いします」と対戦をアピールした。