MMA
インタビュー

【超RIZIN】ピットブル兄弟と乱闘騒ぎのクレベル・コイケ「不意打ちも逃げてもいない。突き飛ばされて、自分がやり返したことは正しくなかったけど、一人の人間として──」

2023/08/03 12:08

背後から不意打ちをして逃げた? ありえない。動画にも残っている

──突き飛ばされたことを「解決しよう」と面と向かった上で、蹴りつけたことは事実なのですね。

「はい。パトリッキーがマッサージ機みたいなものに倒れこみました。それで目の前のパトリシオが殴りかかって来ました」

アド それがきっかけのような感じで、クレベルのところにみんな襲いかかってきました。自分やマルキーニョス達が後ろにいたこともあって、止めに入って乱闘になりました。

──ピットブル兄弟の最初のインスタライブでは、クレベル選手が、座っていたパトリッキー選手の背中をいきなり蹴った、不意打ちをしたというような主張がありました。

「そんなはずはない。何故そんな嘘をつくのか」

アド それはあり得ないです。パトリッキーがマルキーニョスに『おい、あいつが俺のこと蹴ったぞ、クレベルの靴の後がついてるだろ』と胸に靴の跡がついているのを見せてきたのです。だから無防備なパトリッキーの背中を強襲したなんてことはないですし、蹴るだけ蹴って逃げた、なんてこともない。そのあとに彼らの主張は変わり、パトリッキーの胸を蹴ったクレベルにパトリシオがギロチンをかけたと、そして落としかけたと。さらに、そこにクレベルが大人数のボディガードを用意していて、彼らが間に入ったところをクレベルが逃げたと言っていますが、それも違います。

「ギロチンのような感じではきましたよ、形にもなっていないような。喧嘩でそんなしっかり形に入るとかないでしょう」

アド 細かいことを言うと彼らが言っている「ボディガード」というのも、RIZINのボディガードが1人いただけで、間に入って止めたのは、マルキーニョス先生と、他の控室でこの騒ぎに気づいた、多分あればレフェリーの人たちだと思うのですが、そういう方々です。このときは休憩時間だったので。

──そしてクレベル選手は逃げたというのではなく、制する人たちがいて、下がらされたということですよね。周囲も大変だったかと思います。ピットブル兄弟の一方的な主張はその日のうちにニュース化され、SNSでも拡散されました。整理しますが、彼らの主張と異なる点としては「不意打ちで背中を蹴ったりしていない」「パトリシオにギロチンで落とされたりはしていない」「仲裁が入ってきたときにクレベル選手が逃げ出したりしていない」ということですね。

「おそらく、彼のチームは日本で自分のイメージを落としたいんです。言うことがコロコロ変わっています。まず最初に言っていたのは、『いきなり背中を蹴って逃げた、クレベルは卑怯者』というものでしたけれど、実際にはその場では乱闘が起きました。動画を撮っている人が何人かいたし目撃者がいます。その後、パトリッキーが最初に突き飛ばした動画がSNSで投稿されたら、話の内容も変わり始めました」

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