▼第6試合 フライ級ムエタイ 3分3R
×内藤大樹(BELLWOOD GYM)
[判定0-3]
〇デッドゥアンレック・ティーデ99(タイ)
内藤は第13代シュートボクシング日本スーパーバンタム級王者で、現在ONEムエタイでフライ級4位、ONEキックボクシングで3位。2011年7月にプロデビューし、2015年8月と2018年11月には那須川天心と2度対戦している。2019年10月にONEデビューし、5勝1敗の好成績で2022年5月にはONEフライ級ムエタイWGPに出場。初戦で優勝候補の一角スーパーレック・ギャットムー9を相手に善戦するも判定負け。2022年10月にアミール・ナセリと対戦し、精度の高い攻撃とコントールでナセリを完封。判定勝ちで再起を遂げている。
対するデッドゥアンレックは、2月大会でONE初戦をキャッチウェイト (138ポンド・62.5kg)で判定勝ちすると、4月21日の前戦では、ウズベキスタンのシャフリエル・ジョラエフに判定勝ちを収めONE Friday Fightsで2連勝中。
1R、思い切り右フックを振るってくるデッドゥアンレックに内藤は右カーフを蹴っていく。内藤の右ミドルにデッドゥアンレックは左ミドル、内藤はジャブから右カーフを蹴る。デッドゥアンレックも右ミドルを蹴っていく。デッドゥアンレックの左ミドルに右カーフを2発返す内藤。ここからデッドゥアンレックは右カーフを足を引いてかわし、カットも見せる。右カーフを空振りさせ、右ミドルを蹴るデッドゥアンレック。
2R、内藤のジャブに左ミドルを合わせるデッドゥアンレック。右ミドルをキャッチして右フックを打ち込む内藤。右インローも蹴るが、デッドゥアンレックは右ストレートで前に出る。内藤は右ミドルのキャッチからの攻撃を多用するが、デッドゥアンレックはしっかりとカット。構わず右ミドルを蹴っていくデッドゥアンレック。内藤の左インローにバランスを崩すデッドゥアンレックに内藤は右の足払いで転倒させる。内藤は右ミドルをキャッチしての右カーフを多用。
3Rは左ミドルを蹴るデッドゥアンレックに内藤は左インローと右カーフ。何度も右ストレートが交錯する。デッドゥアンレックの右ミドルはキャッチされる。キャッチされて攻撃を返されてもなぜか右ミドルを蹴り続けるデッドゥアンレック。内藤の返しの右ボディストレート、右カーフが何度も決まった。右ミドルにワンツーを打つ内藤。最後はデッドゥアンレックの右ミドルで内藤が転倒して試合終了。デッドゥアンレックはコーナーに登って勝利をアピールする。
判定は3-0でデッドゥアンレックの勝利。唖然とする内藤。キャッチしての返しの攻撃よりも、強い右ミドルを蹴って当てていたという方が評価されたか。内藤としては惜しい結果となった。