▼第2試合 女子ストロー級MMA 5分3R
×ナット・“ワンダーガール”・ジャルーンサック(タイ)
[判定0-3]
〇リサ・キリアコウ(オーストラリア)
ワンダーガールはONEムエタイで2連勝後、2021年2月にジャッキー・ブンタンに判定負け。2022年5月にMMA転向を果たし、プロ1勝・アマチュア3連勝のゼバ・バーノ(インド)に腕十字で勝利した。2戦目となる今回は、6勝1敗(アマチュアで9戦)のキャリアを持つHEXフライ級王者キリアクーと対戦。だいぶキャリアの差があり、ワンダーガールには厳しい戦いとなりそうだ。
1R、両者前へ出て打撃で打ち合い、ワンダーガールの右ボディからの左フック、右ストレートがビッグヒット。すかさずキリアコウが組みに行って投げを打つがワンダーガールは堪えてヒザ蹴り連打で逆襲。一度離れたキリアコウは再び両脇を差しに行き、右足をかけてテイクダウンに成功。ワンダーガールは下から腕十字、三角絞めを仕掛けながら頭部にヒジを打つ。キリアコウはパウンドで対抗するもワンダーガールが三角絞めをセット。腕十字に切り替えるワンダーガールにキリアコウは両足をコントロールしようとするが、顔面に蹴り上げをもらってしまう。
2R、キリアコウが軽々とダブルレッグでテイクダウン。キリアコウはサイドを奪うがすぐにワンダーガールがガードに入れる。鉄槌とパウンドを細かく打ち続けるキリアコウにワンダーガールはしがみついてこの場を凌ごうとする。長い時間その展開が続き、残り30秒でブレイクがかかりスタンドに。キリアコウがパワフルなワンツー、右ローを繰り出すのに対し、ワンダーガールのパンチもローもスピードがない。
3R、組み付いていたキリアコウをワンダーガールは首相撲に捕まえるが、右足をかけられてテイクダウン。キリアコウの鉄槌とパウンドでワンダーガールの顔は真っ赤だ。ワンダーガールは再び三角を狙い、これが外されると腕十字の体勢に。クラッチを組んで必死に耐えるキリアコウにワンダーガールは最後の力をふり絞って極めにいったが、キリアコウが腕を抜くことに成功。キリアコウが最後まで抑えつけながら上体を上げずに鉄槌を打ち続け、判定3-0でキリアコウが勝利した。