▼第5試合 フェザー級ムエタイ 3分3R
〇モハマド・シアサラニ(イラン)
[KO 1R]
×サタンファ-・シッソンピーノン(タイ)
シアサラニはタイを主戦場とするイラン人ファイターで、戦績はよくないがペットモラコット、ポンシリ、タナンチャイなどのトップファイターと対戦。ポンシリからは1度勝利を収めている。2022年は『ラジャダムナン・ワールド・シリーズ』に出場し、ONEには2023年1月の『ONE Friday Fights 2』から参戦。白星デビューすると『ONE Friday Fights 19』ではモロッコ人ファイターにも勝利して連勝中。
サタンファーは2018年3月にいすゞカップ -67kgトーナメント優勝、2018年12月にTHAI FIGHT 70kgトーナメント優勝、2019年9月にはチャド・コリンズを判定で破り、WBCムエタイ世界スーパーウェルター級王座に就いた。近年はオープンフィンガーグローブマッチの『ムエハードコア』や『ラジャダムナン・ワールド・シリーズ』に参戦しているが黒星が増え始めている。ONEには2023年5月の『ONE Friday Fights 15』で初参戦もジョシュ・ヒルに判定負け。戦績は75勝19敗3分。
1R、サウスポーのシアサラニにサタンファーは右ミドル、右ロー、シアサラニの蹴りをキャッチしての右ヒザを突き刺す。サタンファーはパンチから左ヒザを出すとそのまま右ヒジ。サタンファーの右ストレートが強烈に決まり、シアサラニはダウン。もう立てないかと思われたダウンだったが、シアサラニは立ち上がる。すかさず仕留めに行くサタンファーだったが、右ストレートで突っ込んだところにシアサラニの右フックをカウンターでもらって今度はサタンファーがダウン。
身体が言うことを利かないサタンファーだが、何とかカウント内に立ち上がる。先にダウンしたとは思えないほどのラッシュを繰り出すシアサラニ。ショートのフックとヒジで襲い掛かり、組み付くサタンファーを押し倒すようにしたところでレフェリーが試合をストップ。アドレナリン出まくりのシアサラニはロンダードからのバック宙を決めようとしたが、回転が足らず頭から着地。思わず苦笑いのシアサラニであった。