▼第6試合 -68.0kg契約 オープンフィンガーグローブマッチ エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
〇イモト・ボルケーノ(グラップリングシュートボクサーズ/SB日本スーパーライト級王者)
延長R 判定3-0 ※10-9×3
×芦田崇宏(BRAVE/第8代DEEPフェザー級王者)
※本戦の判定は30-30×3。
イモトは2017年4月にプロデビュー。一時は鈴木千裕、与座優貴らに泥沼の5連敗を喫するも、村田義光、モハン・ドラゴンを撃破して2021年12月のSB日本スーパーライト級王座決定戦で村田聖明との5Rに亘る大接戦を制して王座に就いた。前回2022年7月にシンパヤックに敗れて5連勝はストップ。再起戦で強敵を迎えることになった。戦績は11勝(3KO)9敗。
第8代DEEPフェザー級王者の芦田は柔道、レスリング、ボクシングをベースに、ボクシングでは高校時代にインターハイと国体に出場経験を持つ。MMAデビュー後は『DEEP』でフェザー級タイトルを獲得し、2019年には『RIZIN』初参戦で平本蓮とキックボクシングルールで対戦も経験。DEEPで今成正和、RIZINで中田大貴に勝利も、2023年5月のRIZINでは摩嶋一整にヴォンフルーチョークで敗れた。今回がSB初参戦となるが、経歴的にもSBルールに適応できそう。どのようなファイトを見せるのか、注目される。
1R、イモトはグローブタッチを求めたがこれを芦田が拒否。サウスポーの芦田は左ハイを2発、さらに左ストレートを伸ばす。芦田の強烈な左ミドルハイがイモトのガードの上からさく裂し、バランスを崩すイモト。右ミドルから右ストレートを狙うイモトに、芦田は右へ頭を傾けての左ボディと左ストレートを打ち分ける。
2R、芦田が前に出てくるところに左フックを合わせに行くイモト。芦田はタックルに入って持ち上げて投げるが、身体が弧を描いていないためシュートポイントにはならず。イモトの足払いで転倒した芦田が「来い」と寝技に誘うとイモトは思わず苦笑い。芦田は大きく回す左フックを多用も、イモトは慣れてきたようだ。
3R、イモトは右の三日月から左フック、右ストレート。芦田はシングルレッグに入るも投げには至らず。芦田の大きく回す左フックは右手でしっかりガード。イモトのヒザ蹴りには芦田がシングルレッグでテイクダウンしにいく。
判定はジャッジ三者とも30-30で差はつかず、延長戦へ突入する。芦田はすぐに組みに行ってバックを奪おうとするもイモトが防御。ならばと左ハイを蹴る芦田。イモトの右ストレートには左フックで対抗する。イモトのワンツーからの右ハイでバランスを崩す芦田。イモトが距離を詰めると芦田は組み付いて投げるも不完全。イモトの右ストレート、ジャブをもらう芦田だが左右フックを打ち返し、ダブルレッグに入ったところでイモトがフロントチョークの体勢に。そのまま終了となった。