キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】龍聖がまさかのダウンも追い上げて死闘制す、小笠原瑛作がトンミーチャイの気迫に苦戦も勝利、武蔵が小倉尚也を初回KO、乙津陸が豪快KO勝ち

2023/06/11 18:06

▼第1試合 KNOCK OUT-BLACK スーパーフライ級 3分3R延長1R
〇酒井柚樹(TEAM TEPPEN)
判定3-0 ※29-28、30-29、30-28
×井ノ本航希(LAILAPS東京北星ジム)


 BLACKスーパーフライ級では、3.5代々木で久々の勝利を飾った27歳で7勝(1KO)15敗4分けのベテラン・酒井に、同大会でプロ3勝目を飾った22歳の3勝1敗1分・井ノ本が挑む。


 1R、ワンツー連打で前に出る井ノ本に酒井は左フック。酒井はジャブを多用して右カーフ、飛び込んでの左フック。井ノ本もジャブを突いていくが、右へどんどん回り込んでいく酒井を捉えきれない。酒井の右カーフが連続して決まる。


 2R、酒井の右カーフに井ノ本の足が流れる。圧をかけて井ノ本にロープを背負わせる酒井は左右のボディ。井ノ本は左ミドルハイを蹴るが、スピードで優る酒井がカーフからの連打。酒井の左三日月に飛びヒザ蹴りを返した井ノ本は手数を増やし、パンチで前へ出る。


 3R、ミドルの蹴り合い。酒井は左ミドルと左フックでボディを狙う。井ノ本は単発ながらも右ストレートと左ボディ。単発の井ノ本に対し、まとめて攻撃を繰り出す酒井の印象がいい。ジャブを打って動く酒井は潜り込んでの右アッパー、左ミドル。井ノ本は動く酒井を追っていくが、手数で差をつけられる。


 判定は3-0で酒井が連勝を飾った。

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