▼第3試合 KNOCK OUT-RED フェザー級 3分3R延長1R
〇栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)
KO 3R 2分06秒 ※左フック
×鮫島大翔(WSRフェアテックス荒川/WMC&M-1日本フェザー級王者)
栗秋は九州で活躍後、2018年10月に上京してクロスポイント吉祥寺に入門。天性の格闘技センスを生かした左の攻撃を武器とし、跳びヒザ蹴りは一撃必倒のキレと破壊力を秘めている。2022年7月にTAKERUに判定で敗れたが、10月の『RIZIN』では翔を2Rにハイキックでマットに沈めた。今年4月には内藤凌太に判定2-1で勝利。戦績は42勝(22KO)21敗3分。
鮫島はKNOCK OUT初参戦で、M-ONEフェザー級王者、WMC日本フェザー級王者。今年2月にはNJKFで大田拓真との王者対決に臨んだが、判定3-0で敗れている。左ミドルキックを軸としながらも、左右フックで打ち合いに行くファイターの面を持つ。
1R、サウスポーの鮫島は左ミドル、栗秋は左インローを蹴りつつ飛び込んでの左フックを狙う。鮫島の左ストレートをもらう栗秋だが涼しい顔。鮫島はテンカオ、前蹴りでボディを狙い、ヒジも繰り出す。栗秋は投げで鮫島を転倒させる。栗秋も左ボディ、負けじとヒジ。
2R、栗秋が飛び込もうとしたところへ鮫島の左インローが急所を直撃。再開後、鮫島がヒジを打ったところへ栗秋が左フックでダウンを奪う。ここから試合が一気にヒートアップ。鮫島はヒジ、栗秋は左右フックで襲い掛かる。栗秋が左フックで2度目のダウンを追加。鮫島はヒジで反撃するが、栗秋の左フックが強烈にヒット。しかし、栗秋は疲労を見せ、鮫島の左フック、首相撲からのヒザ連打をもらう。
3R、元気があるのは鮫島でヒジ、飛びヒザ、左ストレートで前へ出ていく。栗秋は口を大きく開け、右ミドルを蹴るがクリンチが多い。そこへ鮫島はヒザ。鮫島の逆転ペースだったが、ここで栗秋の左フックが再び爆発。ふらついた鮫島に強烈な左フックを追加し、鮫島が大の字になったところでレフェリーがストップした。
一発の強さを発揮した栗秋は「マジで情けない試合をしてしまいました、すいません。練習積んで頑張るのでよろしくお願いします」と言うと、場内からは笑いが起きる(栗秋が練習嫌いなため)。さらにクロスポイント吉祥寺やKNOCK OUTジムの宣伝をしっかりすると、コーナーポストに登って勝利のムーンサルトを決めた。