▼第4試合 KNOCK OUT-RED バンタム級 3分3R延長1R
〇乙津 陸(クロスポイント大泉)
KO 2R 2分11秒 ※左ヒジ打ち
×MASA BRAVELY(BRAVELY GYM/M-1世界バンタム級王者)
乙津は2021年10月にプロデビュー以来7勝(3KO)1敗の18歳ホープ。2022年6月には新宿FACE大会のメインイベントを務め、NJKFフライ級1位の谷津晴之を試合終了直前にKOしてみせ、10月には酒井柚樹と大熱戦を展開して「10年に1試合くらいの勝負を見せてもらった」と宮田充KNOCK OUTプロデューサーに言わしめた。12月には第2代KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王座決定戦に臨んだが、心直に判定で敗れてプロ初黒星。4月大会で再起戦を行い、優心に完勝を収めた。今回はバンタム級に階級を上げての試合となる。
MASAは大分県をベースに様々な団体に出場し、これまでM-1世界バンタム級王座、M-1 JAPAN同級王座、WPMFインターナショナル・スーパーフライ級王座、スックワンキントーン同級王座、WMC日本同級王座とムエタイで5本ものベルトを獲得。今年3月にKNOCK OUT参戦を果たすと、現KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者の心直を左ミドル&首相撲・ヒジで破る番狂わせを起こした。戦績は19勝(8KO)11敗1分。
この試合の勝者は8月6日(日)の後楽園ホール大会にて心直とKNOCKOUT-REDバンタム級王座決定戦を行う。
1R、サウスポーのMASAはじりじりと前へ出て行く。乙津はリングを大きく回り込みながらMASAの左ミドルに右ミドルと前蹴りで対抗。乙津が回り込みながらの左フック、右ストレートを繰り出すが、MASAは下がらず左ミドルを蹴って左フック、右ストレート、さらにヒジを繰り出す。
2Rも前に出るMASA。左ミドル、左ボディストレートで乙津を追い詰めていくが、乙津が左フックでダウンを奪う。一気にパンチをまとめる乙津。左フック、右アッパーと連打をまとめ、MASAもヒジで応戦。MASAが左縦ヒジを打ったところへ乙津が左ヒジのカウンターを合わせ、鮮やかなKO勝ちを収めた。
場内が大きく湧き上がる中、マイクを持った乙津は「バンタム級の初戦、しっかりぶち上げられたのでよかったと思います。会長、倒したので次のタイトルマッチ絶対獲るのでお願いします。俺のInstagramのフォロワーがめちゃくちゃ少ないのでフォローお願いします」と勢いよくマイクでアピールした。