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レポート

【Krush】決勝で大鹿統毅が優勝候補の大夢を破り8戦無敗で第2代王者に、松山勇汰が岡嶋形徒を初回KO

2023/05/20 18:05

▼第5試合 Krushフェザー級 3分3R延長1R
〇佑典(月心会チーム侍)
延長R 判定3-0 ※10-9×3
×宮崎勇樹(FLYSKY GYM/MA日本キックボクシング連盟フェザー級王者)
※本戦の判定は28-30、30-27、30-30。


 佑典は学生時代サッカーで活躍。卒業後は喧嘩に明け暮れる日々を過ごしていたが、20歳の時にスカウトされて地下格闘技の試合に出場。20戦以上行ったが本格的に立ち技格闘技の道を志し、2020年から月心会に入門した。2021年2月のKrush初参戦では桝本翔也を鋭いパンチでマットに沈めて、強烈なインパクトを残した。横山朋哉、斗麗と強豪にKO負けするも2022年2月には林勇汰にKO勝ち。しかし、その後は5月に大田拓真、9月に健介に敗れて連敗中。戦績は16勝(7KO)8敗。


 宮﨑は2018年5月に大野貴志を破ってMA日本キックボクシング連盟フェザー級王座に就いた。Krushには2021年9月に初参戦して立基に判定勝ちも、2022年3月には石田龍大にKOで敗れている。戦績は12勝12敗3分。


 1R、サウスポーの佑典はリングを大きく使って回り込み、左ミドルを蹴る。時折前へ出ての左ストレート、右フック。宮﨑はなかなか佑典を捕まえることが出来ず追う展開だったが、終盤は右ミドルで快音を響かせた。


 2Rはそれほど大きく回り込まなくなった佑典に宮﨑の右ミドルが快音を発して決まる。佑典が蹴ってくると右ストレート。佑典は左インローで対抗し、飛び込みの左ストレートも繰り出すが、宮﨑の右ミドルが目立ったラウンドに。


 3R、佑典は左ストレートで飛び込み、宮﨑が入ってくるところには右フックを合わせにいく。右のオーバーハンド、三日月蹴りも繰り出す佑典。宮﨑は右フックを引っ掛けて佑典のバランスを崩すが、判定は三者三様のドローに。


 延長R、宮﨑が右ロー、右ミドルから右ストレートを狙っていき、佑典は宮﨑の蹴りに対して左ストレートを伸ばしていく。宮﨑の蹴りがローブローとなって試合中断。再開後、右ミドルを蹴る宮﨑にパンチを連打で当てていく佑典。左右のフックが宮﨑を捉え、宮﨑は“効いてない”とばかりに踊るようにして前へ出ていくが、細かくパンチを当てていった佑典が宮﨑を振り切った。

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