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2023年6月11日(日)『GLADIATOR 022』(大阪・176BOX)にて「フェザー級王座決定トーナメント」準決勝戦2試合が決定した。
GLADIATORフェザー級王座は、1月大会でチョ・ソンビンが中川皓貴を破りベルトを獲得も、ソンビンがPFL2023年シーズン参戦のために王座を返上。空位となった同級王座を巡り、4人制トーナメントが行われることとなった。
6月11日大会で準決勝2試合、10月1日の『GLADIATOR 023』で決勝戦=王座決定戦が組まれる予定で、その王座決定トーナメントには、GLADIATORのケージで猛威を振るう韓国&モンゴル勢が来日。迎え打つ日本勢も決定した。
▼GLADIATORフェザー級王座決定トーナメント準決勝 5分3R
河名マスト(ロータス世田谷)
パン・ジェヒョク(KOREAN TOP TEAM/韓国)
韓国から参戦するのは、PANCRASEで激闘を繰り広げて来たパン・ジェヒョク。
2022年12月のPANCARSEでフェザー級王者の透暉鷹に、2023年4月に亀井晨佑に、いずれもスプリット判定で敗れたジェヒョクは、強い打撃とテイクダウンディフェンスで透暉鷹を苦しめ、左で亀井の腰を落としている。
ジェヒョク「透暉鷹にも亀井にも負けていない」
捲土重来、GLADIATORでのベルト奪取に向け所属するKTTで最スタートを切ったジェヒョクは、「PANCRASEで2連敗中にもかかわらず、今回GLADIATORのフェザー級王座決定トーナメントに参戦できるチャンスを与えてくれたことに感謝の気持ちを伝えたいです。
自分が出来る最高の試合で盛り上げることが、恩返しだと思っています。今回のGLADIATOR初陣では必ず相手を仕留めてみせます。実際、PANCRASEでの2試合とも自分の勝ちだと思っています。だからこそGLADIATORの皆さんも、自分にこの大きなチャンスをくれたと理解しています。
透暉鷹選手には2-1、亀井選手には3-0で勝ったと思っています。透暉鷹選手との再戦が決まったと思っていましたが、亀井選手と試合をすることになりました。あの試合では有効打撃、ダメージともに自分でした。なぜ、あのような結果になったのか未だに理解できないです。GLADIATORのベルトを獲った後で、透暉鷹選手と亀井選手にはリベンジをしたいと思っています。
今回戦う河名マスト選手は、日本のグレコローマンレスリンクのエリートだと聞いています。試合映像をチェックしましたが、それだけのことはあって力も相当あるし、打たれ強い良い選手だと思います。残念なのは、自分のように派手なファイトで観客を盛り上げられる能力が足りません。なので、彼を相手にしてどうすれば観客の皆さんが盛り上がるのかを教えてあげます。
本来、自分は派手で面白い試合をしようとしてきていましたが、最近は勝ちに拘り良い結果を残せなかったです。なので、河名選手との試合では過去最高レベルで積極的にフィニッシュを狙うつもりです。自分に大きなチャンスをくださった櫻井代表に感謝しています。出来る限り、面白い試合をしてベルト取るので、応援よろしくお願いします」と、日本での2試合の結果に納得していないこと、GLADIATORでのフィニッシュ勝利を予告している。
河名「自分のためのトーナメント」
対する河名は、グレコローマンレスリングU23世界王者からMMAに転向。2年2カ月で6勝2敗のMMA戦績を残してきた。2022年8月に北米LFAに挑戦し、アライア・ジョンズに判定負けも、11月にはFighig NEXUSで寿希也との激闘を2R終了時 TKOで勝利している。
目標とするUFC出場に向け、今回のトーナメントを勝ち上がり、GLADIATORのベルトを海外への通行手形とするか。GLADIATORでは、2022年6月にPROGRESS提供のグラップリング戦に出場しており、森戸新士から判定2-1で勝利。
MMAでGLADIATOR初参戦に向け、主催者を通じて「自分のためのトーナメントだと思っています。勝ちます」と、フェザー級のベルトを掴む意気込みを語っている。
元グレコ王者と、韓国のキック団体KBAのチャンピオンの総合力が問われる準決勝だ。