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レポート

【LFA】田中路教がファリアスにスプリット判定負け、U-23グレコ王者・河名マストが激闘もジョンズに判定負け、二宮城光の三男・城太が一本負け

2022/08/06 10:08

▼フェザー級 5分3R
〇アライジャ・ジョンズ(米国)
[判定3-0] ※30-27×2, 30-26

×河名マスト(日本)

フェザー級の河名は、元グレコローマンレスリングU-23世界王者。全日本社会人選手権優勝・国体二連覇などの実績を引っさげて、MMAに転向も、初戦でジェイク・ウィルキンスのハイキックを受けてカットしドクターストップ。苦い敗戦を経験した。

 しかし、その後は約2カ月毎に試合を行い、怒涛の5連勝。武器であるグレコローマンレスリングをMMAにアジャストし、急激にMMAファイターとしての強さを増している。

 米国で戦う相手は、MMA8勝2敗の強豪で、UFCのマイルズ・ジョンズと兄弟のイラジャ・ジョンズ(米国)。左の強打と組みにも長けたオールラウンダーだ。

 MMA転向から約1年、北米最大のフィーダーショーで、目標とするUFCへと繋がるLFAに初参戦を決めた河名は、今回の試合に向け、広島生まれとして「8月6日」に、「好きなMMAが出来ることに感謝して戦いたい」と語っている。

 1R、サウスポー構えのジョンズの左右と蹴りを一気に詰めて右をオーバーフックして組む河名。体を入れ替えるジョンズが河名に金網を背負わせる。

 しかし右をオーバーフックし、小手に巻いたたままの河名は離れず。押し込むジョンズに左の小手に変えた河名。

 中央に歩きボディロックで崩すジョンズに前転でヒップアタックを見せるジョンズは立ち上がり。ここも付いていく河名だが、押し込むのはジョンズ。右で小手に巻く河名に右ヒジを打ち込む。そこで左で差して崩そうとする河名だが汗で滑り、スタンドに。

 得意の左ハイを狙うジョンズ。その連打ににガード上から効かされたか後退する河名は組みに。それを剥がすジョンズ。右でオーバーフックを試みる河名だが組めない。

 2R、先に中央を取るジョンズ。左ストレートも被弾する。喧嘩四つで左ハイを浴びながらもその蹴り足を掴んでヒザを着きながらも立ち上がり蹴り足を上に上げて崩そうとする河名。金網背に組み直し右で小手に巻く河名。

 首相撲のジョンズから離れる河名。左回りでジョンズの左ハイを掴んで押し込みボディロックに切り替え、スタンドバックについた河名! 前転し、腕を差し込みスイッチを狙うジョンズが上になりかけると立ち上がり。

 レスリングもベースに持つジョンズに、河名は得意のパターンにハメこむことが出来ない。金網背に右で小手に巻き、ボディロックを狙う河名。突き放すジョンズは左の三日月蹴り! 左に回る河名に左前蹴り、左ストレートも。

 そこに前手の左フックで前に出る河名だが、左ハイを浴び、さらに左ストレートに後退。鼻から出血する河名は回り続けてブザー。このラウンドも河名は失った。

 3R、果敢に前に出る河名。ジョンズを下がらせて跳びヒザをキャッチし組みに。右で小手に巻き金網背に。シングルレッグに切り替え体を入れ替え、ハイクロッチで持ち上げテイクダウンも、すぐに立ち上がるジョンズ!

 左で小手に巻くジョンズ。離してジャブ・ストレートを突くが、距離を潰して前に出る河名は、シングルレッグへ。金網背にするジョンズに足を股に挟むも、崩せない河名。四つで体を入れ変えるジョンズは離れる。

 左ハイをガード上から浴びる河名。ワンツーで押し返すが届かない。左ハイを肩口で受けて前進し、シングルレッグへ、スイッチ狙いから内無双で防ぐジョンズは右で小手に泣くが、脇を潜る河名はバックから後方への投げ。残り少ない時間でもジョンズはすぐに立ち上がりブザー。判定へ。

 判定は3-0(30-27×2, 30-26)でジョンズが勝利。「日本からほんとうにタフなファイターだった。LFAはいい経験になっている。タイトルコンテンダーになりたい」と語った。

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