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【Bellator】ライト級GP 王者ウスマンが縦蹴りでダウン奪いチョーク極め、敗れたベンヘンが引退。シャブリーがムサエフにTKO勝ちで準決勝進出、ヴァッセルがモルダフスキーを失神KO、MVPがインローでゴイチのヒザを破壊し26秒TKO

2023/03/11 09:03

▼ウェルター級 5分3R
〇マイケル・“ヴェノム”・ペイジ(英国)2位・21勝2敗・170.8ポンド・(77.47kg)
[1R 0分26秒 TKO] ※ペイジの右インローで右ヒザ負傷

×ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)5位・28勝6敗・170.6ポンド(77.38kg)

 ウェルター級(5分3R)2位のマイケル・“ヴェノム”・ペイジ(英国)と、5位のゴイチ・ヤマウチ(ブラジル)が対戦する。

 MVPことマイケル・“ヴェノム”・ペイジは、Bellator6連勝で2022年5月に、ローガン・ストーリーと「Bellator世界ウェルター級暫定王座決定戦」を戦い、5Rスプリット判定負け。王座獲得ならず。現同級2位。

 2022年8月には素手のボクシングのベアナックル・ボクシングに参戦し、元UFCのマイク・ペリーに6R判定負けしていた。

 対するゴイチ・ヤマウチは日系ブラジル人ファイター。2022年4月にライト級からウェルター級に転向し、レヴァン・チョケリに腕十字で1R一本勝ち。2022年8月にはウェルター級ランキング5位のネイマン・グレイシーを、右アッパーでダウンを奪ってのパウンドで2R KOに下し、同級5位となった。

 191cmで77.1kgのウェルター級で戦うペイジに対し、ヤマウチは178cmでもともとはフェザー級でISAOとも対戦しており、65.8kgから70.3kg、そして77.1kgに上げてきた。

 ペイジは半身構えからさらに長いカウンターの左右、跳びヒザも武器としており、チョケリを極めたサブミッション、ネイマンのジャブを額で受けての右アッパーと、近い距離でのタフファイトも辞さないヤマウチはいかに自身の距離で戦うか。

 2月25日にはアイルランドのダブリンにて、Bellator世界ウェルター級・正規王者ヤーソラフ・アモソフ(ウクライナ)が暫定王者ローガン・ストーリー(米国)を下して王座統一しており、このMVP vs.ヤマウチの勝者は、同級王座挑戦に近づくことになる。

 1R、サウスポー構えのゴイチ。オーソから入るペイジは左前手で牽制して詰めると、右ローをゴイチの左ヒザにヒット!

 後方に引いた足を着いた瞬間にゴイチは右ヒザを押さえてダウン! そのまま追打はせず、すぐにレフェリーが間に入った。34戦のゴイチは初のフィニッシュされての敗北。

 26秒、MVPがTKO勝ち。

 勝者コールに右手を恒例のコブラの形にして見せたペイジは、ケージのなかでのビッグジョン・マッカーシーのインタビューに「彼(ゴイチ)のファンなんだ。早く治ることを願うよ。(王者アモソフが戻ってきたが?)アモソフとの試合を観たい? どうなるか見てみよう!」と語った。

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