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2023年2月11日(土)後楽園ホールにて『skyticket Presents DEEP 112 IMPACT』が開催された。
フライ級GP準決勝の伊藤裕樹vs.本田良介、福田龍彌vs.宇田悠斗の2試合がメインとセミで、ウェルター級&フェザー級の王座戦、さらにライト級で北岡悟、ウェルター級で住村竜市朗、女子ミクロ級でしなしさとこら、元王者の試合も行われた。
▼第9試合 宗明建設 Presents DEEPフライ級GP準決勝 5分3R
×伊藤裕樹(ネックスイチムエ)57.05kg
[判定0-5] ※28-29×5
〇本田良介(フリー)57.05kg
※本田が決勝進出
一回戦で伊藤は、原虎徹との競り合いを判定4-1で勝利。2回戦でビョン・ジェウンを2R、ボディを効かせての左ストレートでTKOに下している。
対する本田は一回戦で、越智晴雄との元同門対決を組みで上回り判定4-1で勝利。2回戦でも松場貴志とのスクランブル戦をバックコントロールで断ち切り、準決勝行きを決めている。
伊藤裕樹
「ネックスの伊藤裕樹です。早いもので準決勝。あと2回、最高の相手を用意してもらったんで、明日は潰されないようにしっかりブチのめしたいと思うので、応援よろしくお願いします」
本田良介
「福岡から来ました本田良介です。無名ですけど、RIZINとかにいっぱい出ている選手を差し置いて、抽選で運良くメインに入れたんですけど、結果で“こいつメインでやってよかったな”と思ってもらえるように、しっかり決勝に繋げたいです。伊藤裕樹選手、強いと言われていますけど、しっかりやっつけます。応援よろしくお願いします」
1R、ともにサウスポー構え。右手を前にテイクダウンのフェイントは本田。頭から左右で突っ込む本田の頭と右が当たったか。下がる伊藤を詰めてノーアームギロチンを極めに行くが、頭を抜く伊藤は距離を取り、左ロー。
頭を下げての右ジャブのダブルから左を突いて金網に詰める本田はシングルレッグテイクダウン。伊藤の立ち際にヒザ。さらに右足をかけた本田は左で差して手首をコントロールから、右手首に変えて、右足をかけるがまだたすきがけにはならず。正対した伊藤に詰めて足をかける本田を突き放す伊藤。大きな左右で前に出る本田をかわした伊藤が詰めるがゴング。
2R、距離を取りながら右ハイで牽制の伊藤。本田は左右で詰めてからダブルレッグで尻下でクラッチして持ち上げてテイクダウン! 背中を見せて立ち上がる伊藤だが足をかけさせず。肩を内側に入れてバックヒジから正対する伊藤だがヒザ蹴りがローブローに。中断。
再開。左カーフキックは本田。伊藤は右から左をボディストレートで突く。伊藤の蹴りに左フックをかぶせる本田だが、伊藤の指がアイポークに。再開。伊藤の左ローに詰める本田。伊藤のワンツーに本田は左脇を潜りバックへ! スタンドバックから左足をかけて引き出して回してテイクダウン! 右で枕に巻いて脇に頭を突っ込むもハーフガードの伊藤は立ち際に左を振るが本田もかわしてゴング。
3R、伊藤の右ヒザに左ボディストレートを当てる本田。伊藤のワンツーに右フックをかぶせにいく。左ローをかした本田だが、じりじり詰める伊藤はワンツーの左! ダウンした本田の足の手繰りに伊藤はリアネイキドチョークを狙うが、本田は腰をずらして正対! シングルレッグで足を手繰ると、伊藤はヒジ打ち! さらに引き寄せる本田を突き放す伊藤は前に、左右から前進も、そこにカウンターのダブルレッグテイクダウンは本田!
後ろを向いて逃げようとする伊藤にバックに回る本田だが、ここで正対した伊藤。残り1分! シングルレッグで足を手繰る本田に三角絞め狙う伊藤だが、かついでパスする本田がリアネイキドチョーク狙い。さらにマウントに移行してパウンドもゴング。
判定は5-0(29-28×5)で本田が勝利! 決勝進出を決めた本田は、「福岡から来ました本田良介です。興奮して何で勝ったか理解してないんですけど、次は5月で福田選手。次もブッ飛ばして勝ちますんで、よろしくお願いします」と笑顔で語ると、ケージインした決勝の相手・福田とハグをかわした。