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インタビュー

【DEEP】波乱のフライ級GP、勝者は何を語ったか? 伊藤裕樹、安谷屋智弘、本田良介、ビョン・ジェウンはいかに戦い、2回戦にどう向かうのか

2022/08/23 22:08

本田良介「やっと僕のGPが始まる」

▼第8試合 DEEPフライ級GP 1回戦  5分3R
〇本田良介(CAVE)
[判定4-1] ※29-28×4, 28-29
×越智晴雄(パラエストラ愛媛)

 かつてCAVEでともに練習し、セコンドにもついていた両者。渋谷カズキ、曹竜也に判定勝ちの元ストロー級王者の越智は、関原翔に敗れ、フライからストロー級に戻すことも考えていたなかでの、チャンスを求めてのフライ級GP参戦となる。

 本田は、修斗で2017年のフライ級新人王となり、安芸柊斗、黒澤亮平、小巻洋平を相手に3連勝後、DEEPに参戦。加藤瑠偉、駒杵崇大を下すも、7月に杉山廣平に判定負け。しかし、内容が評価されGP参戦を決めた。

 試合は、互いの手の内を知るなか、飛び込む越智にカウンターを当てる本田がしつこくテイクダウン狙い。そこに得意のギロチンチョークを仕掛ける越智だが、再三の極めを防いだ本田が最後にクリーンテイクダウンを決めて、判定4-1で勝利した。

本田「勝因は、わがままにやったこと」

「とにかく勝てて嬉しいです。(GPに)出た以上、いずれ当たることになるとは思っていたので、抽選で決まってからはもう、すぐに知り合いだという感覚は無かったです。以前から練習したことがあり、自分のことをよく知っている人とどう戦うかというだけです。

 ちょっと相手に作らせ過ぎたところが僕にあったので、内心(ギロチンが)極まってないから大丈夫と思っても、ジャッジがどう取るかは分からないので、そういう印象とかは意識してましたが、もっともっと強い印象を残せるようにしたいです。

 勝因は、わがままにやったことかなと思いますね。7月に(杉山廣平と)試合をしたばかりで、時間を置いた方がよかったんでしょうけど、(9月ではなく)8月は抽選で決まったんですけど、ほんとうに勝ちたいというわがままな気持ちでやれたのが、かえって良かったのかなと思います。やっと僕のGPが始まります。

 僕は意識してなかったんですけど、傍から見て『チャンスが少ないね』と言われることが多くて、なかなか勝ってもタイトルとか回って来なかったので、そのチャンスを無駄にさえしなければきっと輝けるんで。このGPは勝てば勝手に注目度が上がって行き、上の舞台が見えてくるので、このトーナメントをいいものにしていきたいですね。

 2回戦に向け、しっかり一本、KOが取れる。なおかつアグレッシブにもっとガンガン攻めるように仕上げてくるので楽しみにしていてください」

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