▼第8試合 宗明建設 Presents DEEPフライ級GP準決勝 5分3R
〇福田龍彌(MIBURO)57.15kg
[判定5-0] ※30-27×2, 29-28×3
×宇田悠斗(総合格闘技道場HOPE)56.80kg
※福田が決勝進出
福田は一回戦で杉山廣平と対戦。1Rに反則のヒザ蹴りで「減点2」を受けながらも、ダウンを奪う攻勢で判定5-0勝利。2回戦でかつて敗れている安谷屋智弘に判定4-1で競り勝ち、準決勝に進出している。
対する宇田は一回戦で、島袋チカラのダブルレッグに高速エルボー連打で1R TKO勝ち。2回戦で村元友太郎を左フックでダウンを奪ってのサッカーキックで1R TKO勝ちと、唯一連続1R KOをマークしている。
福田龍彌
「えーと、いつも通り楽しむだけです」
宇田悠斗
「愛媛のHOPEから来ました宇田悠斗です。相手は福田選手ということで、ほんと強い相手と分かっていてみんな知っていると思うので、、この1カ月、福田選手のことを考えて、しっかり向き合って準備してきたので、俺はもう決勝のことは考えてないんで、明日やるか・やられるか、俺は明日は死ぬ気で行くんで、福田選手とだったら出来ると思うんで、ぜひお願いします」
握手をかわしハグした両者。
1R、サウスポー構えの宇田。オーソドックス構えの宇田が中央を取る。喧嘩四つでジャブの刺し合い。互いにフェイントの掛け合いから右インローは宇田! 福田も右ジャブのダブルで前に。しかし宇田は右インローを当てる。
踏み込んでの左をブロック上に当てる福田。宇田も左ジャブを伸ばす。右前手フックを見せる福田。両者慎重な展開のなか、福田が左ストレートを当てて詰めて踏み込んでの右前手のアッパー! ダウンした宇田は左で差して抱きつき。上の福田はハーフから残り30秒をこつこつパウンド、左ヒジ。宇田は抱きつくが、福田はヒジで剥がす。
2R、詰めるのは宇田。ワンツーで前進するとすぐに体を入れ替える福田が左で差し、肩パンチ! スペースが空くとヒザを突く宇田だが、福田は左で差して肩パンチを当てていく。
離れた宇田。ワンツーから右を打ち込むがさばく福田。宇田のワンツーの右がアゴをとらえる! 左が見えていないかった宇田は、福田の左をかわすようになり圧力をかけると福田の右に左をかぶせる! しかし福田も右アッパー。宇田はマットを指して笑って、打ち合いを望む。
3R、詰めるのは宇田。左ストレートを刺す福田が押し返して右ジャブもヒット。右を返す宇田。金網を背にする福田。宇田の入りに左を当てる。詰める宇田は、大きな左が空振り。宇田は左ジャブで前進。福田の右前手に左をかぶせにいく宇田。右アッパーはかわした宇田だが頭が当たり、中断後、すぐに再開。
圧力をかける宇田。右ストレートに左を変える福田。ワンツーの宇田だが、福田はまたも右アッパー。両手を挙げて詰める宇田に福田は右ジャブ! さらに左ストレート! 右ジャブが2発とらえる福田。なおも詰める宇田は右ボディストレート! しかし巧みに体を入れ変える福田。宇田は金網背に頭を下げて左右を振るがゴング。
判定は5-0(30-27×2, 29-28×3)で5人のジャッジが全者福田を支持。宇田からダウンを奪った福田が決勝進出を決めた。6連勝をマークした福田は、「明けましておめでとうございます。ひりひりしていただいたでしょうか。みんなが喜んでくれて、やるや・やられるかの戦をやるために毎日、必死にやってます。宇田くんとはまた。とりあえず決勝戦、誰が僕とやるか、楽しみに。5月かな、極上のひりひりを見せられるように、怪我を治して頑張ります。最後に一言、オブリガード」といつも通り、らしい言葉で締めた。