▼第7試合 DEEPウェルター級タイトルマッチ 5分3R
×阿部大治(フリー)王者 77.00kg
[2R 2分05秒 ギロチンチョーク]
〇鈴木槙吾(Mil gracias)挑戦者 76.95kg
※鈴木がウェルター級新王者に
現・DEEPウェルター級王者で、第11代PANCRASEウェルター級王者でもある阿部は、柔道ベースで初代J-NETWORKライトヘビー級王者にもつくと2017年9月にUFC、2018年10月にONEにも参戦。DEEP3連勝後、RIZINライト級でアキラに敗れるも、ウェルター級に戻してストラッサー起一、マルコス・ヨシオ・ソウザ、田村ヒビキを相手にRIZIN3連勝中。今回は2021年2月以来のDEEP凱旋となる。
対する鈴木は、2018年3月の修斗でのキャプテン☆アフリカ戦での一本負け後、日本のLETHWEIで1勝1敗。2022年8月にDEEPマット初参戦で住村竜市朗を1R パウンドアウトしている。
阿部大治
「2年ぶりのDEEPに戻って来ました。明日はメイン級の試合をやります。よろしくお願いします」
鈴木槙吾
「阿部選手に挑戦させていただきます。タイトルマッチがメインじゃなかったんで、ちょっとどうかなと思ってるんですけど、後から僕らの試合を“メインにしておけばよかったな”と思ってもらえるような試合をしたいと思います。阿部選手よろしくお願いします」
1R、ともにオーソドックス構え。左ハイで牽制する阿部。さらに左インローに鈴木の足が流れる。さらに右も突く。再び左インローから左右フックの阿部。鈴木は足を効かされたか。鈴木の組みを阿部は払い腰で投げる!
グラウンドに深追いしない阿部。立ち上がる鈴木は距離を詰めて思い切りよく左右で前に。右を当てて片ヒザを着かせるとと左でダウンを奪取! パウンドする阿部は下でハーフで上体を起こすと押さえ込みに来る鈴木にスクランブルで上に! しかし、ここは鈴木も腕を手繰り立ち上がり。阿部の右耳からの出血にドクターチェック後、再開。左ジャブの刺し合いから阿部は左ハイをヒット! グラつく鈴木井だが右を打ち返しゴング。
2R、阿部の左から右ストレート、さらに鈴木の左に右ストレート! グラつく鈴木に阿部は近づくと払い腰を狙うが残す鈴木。鈴木の右に左ハイの阿部はバランスを崩す。詰める鈴木は右でダウンを奪うと、サッカーキック! さらに阿部のシングルレッグにアームインギロチンチョーク! タップを奪った。
鈴木はケージの上に乗るとバック宙で着地。ウェルター級のベルトを巻くと、ケージのなかで「阿部選手、DEEP2戦目の自分の挑戦を受けていただきありがとうございました。たまたま勝ったので、デカいことは言えませんが、ウェルター級で一番強いのはプロレスラーの、この俺だ」と語った。