▼第10試合 GLADIATORライト級タイトルマッチ 5分3R
〇キ・ウォンビン(Team Danger)第3代GLADIATORライト級王者 70.25kg
[2R 4分58秒 TKO]
×グスタボ・ウーリッツァー(BRAZILIAN THAI)挑戦者 69.55kg
MMA16勝8敗のウォンビンは、3年半振りのGLADIATOR出場。2019年7月の王座決定戦でヴィトー・トファネリに判定勝ちで戴冠し、5連勝をマーク。DEEPで岸本篤史、Double Gでオク・レユンに敗れたものの、2021年6月にキム・サンクォンに3R TKO勝ち。
2022年6月には「Road to UFC 2022」でライト級トーナメントに出場。フェザー級から緊急出場した鹿志村仁之助を相手にパウンド&ヒジ打ちで、1R TKOに下して連勝。前戦10月のRTU 2回戦ではジェカ・サラギの右ストレートに1R KO負けを喫しており、今回が3カ月ぶりの再起戦となる。
挑戦者ウーリッツァーはMMA25勝27敗1NCのベテラン。プロデビューから7連勝後、2019年にはBellatorにも参戦。強豪ハイム・ゴザリ、ヴガール・ケラモフには敗れたものの、ブラジルAFTで復活勝利。Titan FCを経て、2022年9月の「GLADIATOR 019」で「ライト級次期挑戦者決定戦」で井上啓太に衝撃の2R 逆転KO勝ちで王座挑戦を決めた。
強靭な肉体から放つ一撃必殺の打撃、そして16の一本勝ちを誇る極めの強さを持つグスタボに、RTU帰りのウォンビンが得意のグランドコントロールで防衛戦を支配することが出来るのか、注目の王座戦だ。
1R、ともにオーソドックス構え。ジョン・チャンソンがセコンドにつくウォンビンは左ミドル。ウーリッツァーは右から左を当てる。ウォンビンは右カーフ。そこに右を狙うウーリッツァー。
サウスポー構えになるウーリッツァー。ウォンビンは右ロー。左ミドルを当てる。金網に詰まるウーリッツァーは金網を蹴って右を突く。
ダブルレッグに入るウォンビンにギロチンチョークを狙うウーリッツァーだが、右足を抜いて着地し頭を抜て上に。左で差して右前腕でスペースを作るウォンビン。ウーリッツァーは足を手繰りに。ディープハーフで腰に頭をつけるウーリッツァー。それを剥がしてヒジ、パウンドのウォンビン。ウーリッツァーはヒザを立てて亀にまで戻すも背後からのパウンドを受ける。
2R、オーソドックス構えから入るウーリッツァー。右カーフを突くウーリッツァーに右を突くウォンビン。右を当てたウーリッツァーだが、マットに足を滑らせ下に。
ハーフのウーリッツァーにパウンドのウォンビン。ウーリッツァーはダブルオーバーフックで凌ぐが、腕を抜いたウォンビンがパウンド。亀から巻き込み前転もついていくウォンビンはニアマウントでヒジ、鉄槌! 右足を手繰ろうとするウーリッツァーだが、連打を浴びて動けず。
止められてもおかしくないが、ウーリッツァーは顔面をガードのまま動けず、2R残り2秒で試合を決めた。GLADIATORライト級のベルトを巻いたウォンビンは「ありがとうございます。手伝ってくれたジョン・チャンソンさんに感謝します。櫻井代表にお願いしたのですが、HEATチャンピオンとか、修斗チャンピオンか、DEEPチャンピオンとやらせてください」と語った。