MMA
レポート

【UFC】深夜3時! DWCS出身ヒルがライトヘビー級新王者に、テイシェイラはグローブを置く。モレノがフライ級王座統一! フィゲイレードはバンタム級転向へ、ショーグン引退試合はTKO負け=『UFC 283』ブラジル

2023/01/22 10:01

▼女子フライ級 5分3R
〇ジェシカ・アンドラージ(ブラジル)24勝9敗(UFC15勝7敗)125lbs/56.70kg
[判定3-0] ※30-25×2, 30-26
×ローレン・マーフィー(米国)16勝6敗(UFC8勝6敗)125.5lbs/56.93kg

 女子フライ級4位のマーフィーと、6位のアンドラージはストロー級では4位。

 39歳のマーフィーは、5連勝から2021年9月に王者ワレンチナ・シェフチェンコに挑戦も4RにパウンドでTKO負け。2022年7月の前戦でミーシャ・テイトに判定勝ちしている。

 元女子ストロー級王者のアンドラージは2連勝中。2021年4月にシェフチェンコに2R TKO負けも、シンシア・カルヴィーロを1R TKOに下すと、2022年4月の前戦はストロー級でアマンダ・レモスにスタンドの肩固めで一本勝ち、今回は再びフライ級に戻して戦う。

 1R、ともにオーソドックス構え。アンドラージの強い右ローにマーフィーはサークリング。アンドラージはまたも右カーフ! マーフィーの組み狙いに右を当てる。鼻血のマーフィー。近づき右カーフを蹴るアンドラージ。左右連打で前進。さらに右ロー。

 マーフィーの打ち終わりに左を当てると左右ラッシュ。マーフィーは組んで小外でテイクダウン。しかしすぐに立つアンドラージはスタンドバックにつこうとするマーフィーに正対して離れる。

 マーフィーはアンドラージの右カーフの打ち終わりに組みつくが、引き剥がすアンドラージは左をヒット! 回転速くラッシュするもマーフィーは倒れず。ダブルレッグから脇を潜り、スタンドバックにつくも、ここもアンドラージはクラッチを切り、引き剥がす。

 2R、右ロー、ワンツーのアンドラージ。組もうとするマーフィーに右ショートアッパーも突く。ボディから顔面と上下に突くアンドラージ。マーフィーも長いジャブを返すが、そこに速い左右はアンドラージ。マーフィーの首相撲も突き放し、左右。左から右のバックフィストも。

 鼻血のマーフィーはそれでもダブルレッグにトライ。すぐに切るアンドラージ。右カーフにマーフィーの左足が流れる。マーフィーの打ち終わりに4連打のアンドラージ。マーフィーはシングルレッグからドライブも切るアンドラージ。

 ワンツーの右を当てるアンドラージ。さらに右ロー。左右連打に電車道で後退するマーフィー。止められてもおかしくないがブザーに救われる。

 3R、マーフィーの頭を下げた入りに右アッパーを突くアンドラージ。さらに離れ際の打撃。顔を腫らしたマーフィーも前に。アンドラージは左ハイ。辛うじてブロックするマーフィー。アンドラージは左ジャブをヒット。詰めて自らシングルレッグへ。

 しかしそこにマーフィーはキムラクラッチへ。腕を抜いて離れたアンドラージはすぐに左右へ。大歓声のなか、高速ラッシュで畳みかける。マーフィーの右ミドルハイの打ち終わりにボディ、顔面と打ち分け前へ。マーフィーのシングルレッグを切り、左のトリプル! さらに右アッパー。マーフィーは被弾し続けるが右を打ち返して、打ち合いのなかブザー。大きな拍手が送られた。

 試合後、アンドラージはマーフィーのタフさを讃えると、「KOかサブミッションで勝ちたかったけど判定になりました。応援とチームに感謝します。セコンドが止めるかもしれないと思ったけど彼女はタフでした。ダナ、タイトルマッチになるなら、相手は誰ですか。中国で戦ってもいいし、(ストロー級王者の)ウェイリーとここで戦ってもいい」と語った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント