▼女子フライ級 5分3R
〇ジェシカ・アンドラージ(ブラジル)24勝9敗(UFC15勝7敗)125lbs/56.70kg
[判定3-0] ※30-25×2, 30-26
×ローレン・マーフィー(米国)16勝6敗(UFC8勝6敗)125.5lbs/56.93kg
女子フライ級4位のマーフィーと、6位のアンドラージはストロー級では4位。
39歳のマーフィーは、5連勝から2021年9月に王者ワレンチナ・シェフチェンコに挑戦も4RにパウンドでTKO負け。2022年7月の前戦でミーシャ・テイトに判定勝ちしている。
元女子ストロー級王者のアンドラージは2連勝中。2021年4月にシェフチェンコに2R TKO負けも、シンシア・カルヴィーロを1R TKOに下すと、2022年4月の前戦はストロー級でアマンダ・レモスにスタンドの肩固めで一本勝ち、今回は再びフライ級に戻して戦う。
1R、ともにオーソドックス構え。アンドラージの強い右ローにマーフィーはサークリング。アンドラージはまたも右カーフ! マーフィーの組み狙いに右を当てる。鼻血のマーフィー。近づき右カーフを蹴るアンドラージ。左右連打で前進。さらに右ロー。
マーフィーの打ち終わりに左を当てると左右ラッシュ。マーフィーは組んで小外でテイクダウン。しかしすぐに立つアンドラージはスタンドバックにつこうとするマーフィーに正対して離れる。
マーフィーはアンドラージの右カーフの打ち終わりに組みつくが、引き剥がすアンドラージは左をヒット! 回転速くラッシュするもマーフィーは倒れず。ダブルレッグから脇を潜り、スタンドバックにつくも、ここもアンドラージはクラッチを切り、引き剥がす。
Jessica Andrade (@JessicaMMAPro) officially connected with 231 significant strikes, a new single-fight flyweight record and the 2nd most ever landed in any three-round UFC fight (Nate Diaz, 238 at UFC 141). #UFC283
— UFC News (@UFCNews) January 22, 2023
2R、右ロー、ワンツーのアンドラージ。組もうとするマーフィーに右ショートアッパーも突く。ボディから顔面と上下に突くアンドラージ。マーフィーも長いジャブを返すが、そこに速い左右はアンドラージ。マーフィーの首相撲も突き放し、左右。左から右のバックフィストも。
鼻血のマーフィーはそれでもダブルレッグにトライ。すぐに切るアンドラージ。右カーフにマーフィーの左足が流れる。マーフィーの打ち終わりに4連打のアンドラージ。マーフィーはシングルレッグからドライブも切るアンドラージ。
ワンツーの右を当てるアンドラージ。さらに右ロー。左右連打に電車道で後退するマーフィー。止められてもおかしくないがブザーに救われる。
#UFC283 Official Result: Jessica Andrade (@JessicaMMAPro) (30-25, 30-25, 30-26) defeats Lauren Murphy by Unanimous Decision.
— UFC News (@UFCNews) January 22, 2023
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3R、マーフィーの頭を下げた入りに右アッパーを突くアンドラージ。さらに離れ際の打撃。顔を腫らしたマーフィーも前に。アンドラージは左ハイ。辛うじてブロックするマーフィー。アンドラージは左ジャブをヒット。詰めて自らシングルレッグへ。
しかしそこにマーフィーはキムラクラッチへ。腕を抜いて離れたアンドラージはすぐに左右へ。大歓声のなか、高速ラッシュで畳みかける。マーフィーの右ミドルハイの打ち終わりにボディ、顔面と打ち分け前へ。マーフィーのシングルレッグを切り、左のトリプル! さらに右アッパー。マーフィーは被弾し続けるが右を打ち返して、打ち合いのなかブザー。大きな拍手が送られた。
試合後、アンドラージはマーフィーのタフさを讃えると、「KOかサブミッションで勝ちたかったけど判定になりました。応援とチームに感謝します。セコンドが止めるかもしれないと思ったけど彼女はタフでした。ダナ、タイトルマッチになるなら、相手は誰ですか。中国で戦ってもいいし、(ストロー級王者の)ウェイリーとここで戦ってもいい」と語った。