空手
レポート

【極真会館】男子は西村界人がコバレンコを破り連覇達成。女子は鵜沢菜南が初優勝、佐藤七海が3連覇を阻まれる

2022/11/20 15:11

▼女子決勝戦
○鵜沢菜南(千葉下総支部)
再延長 判定4-0
×佐藤七海(東京城西国分寺支部)
※鵜沢が初優勝。


 女子決勝は2年前と同じ佐藤と鵜沢の顔合わせとなった。前回は佐藤が勝利して全日本初優勝を飾っている。


 突きの連打を繰り出す佐藤に鵜沢は左右の下段で対抗。自分からも突きを打ちに行く鵜沢に佐藤もフル回戦で応戦する。佐藤の突き連打に左中段廻し蹴りを返す鵜沢。佐藤が打ち合いに行くと鵜沢は下段を蹴りながら打ち合う。この下段にバランスを崩す佐藤。鵜沢の蹴りをかわして左下段を蹴る佐藤が突きを連打して本戦終了。判定は0-0で延長戦へ。


 両者とも左回り込みながら機会をうかがい、どちらかが突きの打ち合いを仕掛ける。佐藤の突き連打に内股蹴りで対抗する鵜沢、佐藤も左下段を蹴る。終了間際、佐藤の右横蹴りが顔面に入るが技ありにはならず、判定1-0(佐藤に1本)で再延長へもつれ込む。


 佐藤が突きをフル回転させていき、鵜沢が下段で迎え撃つ。鵜沢が突きで仕掛けてヒザと左中段廻し蹴り。佐藤は打ち合いを仕掛けるが鵜沢も負けじと打ち合い下段も蹴る。胸を合わせての攻撃で佐藤に注意2、鵜沢に注意1。


 判定は4-0で鵜沢が初優勝。佐藤は史上初の女子3連覇を阻まれた。

 鵜沢は「絶対に優勝するぞって想いと、再延長まで行ったら絶対に自分が勝つと思っていました。最後の最後まで冷静に、特に再延長では下段と突きだけにこだわらずに技を出せたのが勝因だと思います。来年世界大会があるのでそこで優勝して、さらに強くなっていい組手が出来るように頑張ります」と、さらなる飛躍を誓った。

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