▼第11試合 Fighting NEXUS フライ級(56.7kg)選手権試合 5分2R(延長1R)
〇浜本"キャット"雄大(クロスポイント大泉)
[2R 2分54秒 TKO] ※パウンド
×平井総一朗(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)
フライ級王者の橋本薫太(K-PLACE)が王座を返上したため、「フライ級王者決定戦」として、浜本“キャット”雄大(クロスポイント大泉)と、平井総一朗(リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)が王座を争うことになった。
浜本は、日本でILFJ認定ラウェイ王者となると、2017年大晦日のRIZINで那須川天心と対戦も2R KO負け。その後、2020年8月にMMAに転向すると、ZSTで歌川大輔に左フックで1R KO勝ち。同年11月に伊藤盛一郎と対戦し、ヒジで切り裂きながらもパウンドでTKO負け。
2021年4月に渡邉龍太郎(SONIC SQUAD)とヒジ無しルールで対戦し、2R TKO負けでMMA2連敗となったが、2022年2月に、かつて萩原京平に一本勝ちしているサンビストの荒井真人に1R TKO勝ちで再起。5月には藤原俊樹に判定勝ち。さらに8月に田口滉人も延長RでTKOし、3連勝で王座戦を決めた。
対する平井は、タイガー石井、吉田哲之にマジョリティ判定で勝利するなど、接戦で競り勝っているオールラウンダーで、Fighting NEXUS4連勝中だ。
1R、平井のシングルレッグに3度尻を着く浜本だが、スイープ、壁での立ち上がり。ボディから右ストレートでダウン奪いパウンド。
2R、平井の組みを潰して上になる浜本。立ち上がり際にがぶり。ガードになる平井の蹴り上げをさばいてニーシールドを潰してパウンド! レフェリーが間に入った。
試合後、浜本は「平井選手、強い。ここで人生を賭けてベットして殴りにいきました。元々キックボクシングをやっていて後半ボロボロで、天心後にいろいろ書かれて…天心とやった後は『そんな奴いたな』と言われて悔しかったです。これ、MMAでRIZINに上がったら面白いですよね。ほんとうは天心と戦いたいけど戦ってくれないだろうから、フライ級トーナメントに出られれば。“進歩しないやつに明日を見る権利はない”と思うので、今日も反省点を教えてもらおうと思います」と語った。